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エッセイ:時間について

ㅤ昼寝を再開してから幸福度が上がった。昼寝さえしていれば他のことは大したことないな。寝ていれば時間も過ぎるしお金も使わないし。
ㅤコスパ極めたら死ぬのが一番良い、みたいな言説がある。死んだら働く必要もないし一理ある。市場で一番儲かっていたのは死人の口座って話もあるくらいだし。
ㅤ結局、金を稼ぐってのは一番わかりやすい暇つぶしなんだな。中島らもは教養を一人で時間を潰す能力と言ったけれど、僕はいかに金を使わずに時間を潰せるかってのが教養だと思うんだな。
ㅤ沖縄とかインドじゃ皆夕日を見ているらしい。それも何時間も。沖縄には前々から移住したいとぼんやり考えている。ハナハナ打つかぼーっとするかの生活、してぇ〜。
ㅤ金稼げ、働けってのは一番大きい暇つぶし教の宗派なんだな。黙示録によるといつか世界が終わっちゃうから助かる為に働きなさいって宗教が数千年経った今でも、というか今の方が強烈になってるのがな。
ㅤ沖縄時間、なんて言うけれどあれは正しい。昔から部族によって時間の概念が違っていたりする。未来がない部族があったり、過去と今が全く同じ認識の部族があったり。資本主義だ共産主義だの前に、一律に流れている時間を疑う方が先な気がする。毎日昼寝して起きて夕日見てたいな。

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