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エッセイ:なんとかなるだろ

ㅤノリで労働の募集に応募してみた。やりがい()しかない時給換算千円ないであろう仕事。期間は二週間前後だと思われるが、諸々はまだよくわからない。ツテで回ってきた仕事だからこっちが良いように使われるんだろうけど、まあしょうがない。たまにはそういうのも良いんじゃないか。
ㅤ終電無いからタクシーで帰宅とかざららしい。睡眠だけが僕の生き甲斐なのにっ。まあ数週間で終わるから良いか。嫌なら次の話を断れば良いだけだし。
ㅤフリーターでふらふら生きてりゃ良いじゃんと思いつつ、ちゃんとした仕事(ちゃんとしてない仕事なんて無いけれど?)の話が舞い込んで来ると飛びついてしまった自分に驚く。そら同級生は既に春から社会人やってるんだもんな。バイト先の新入社員が同年齢、これがどんどん年下になって行くのがフリーターの性なのだろう。
ㅤ一回きつい所(社会)でしごかれて、ダメなら
また細々とバイトでもしようかな。パチスロも下手くそで全然結果出ないし。
ㅤ数日後には打ち合わせが始まる。多分これは無給なんじゃないかな?ㅤ金のないギョーカイ、金のない現場。ノリでいの一番に応募しちゃったんだよな。で、結果一番早かったから選ばれてしまった。つまり責任を背負ってしまったんだね。まあなんとかなるだろ。知らんけど。

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