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“いい夫婦”の話をしよう Abel ディレクター・原田沙奈子さん×フリーランスPR・石岡真実さん 前編

理想の夫婦、夫婦でよかったと感じた瞬間など。パートナーと“いい夫婦”像を共有することは、お互いへの理解を深め、さらに“いい夫婦”に近づけるはず。

そんなコミュニケーションのきっかけになればと、11月22日「いい夫婦の日」にブリリアンスプラス初となる、YouTube LIVEを開催。ゲストにアパレルブランド『Abel』ディレクター兼プレスの原田沙奈子さん(写真右:以下、原田さん)、Instagramでシティファッションをメインとしたライフスタイルを配信して人気を集める石岡真実さん(写真中央:以下、石岡さん)をお招きし「夫婦」について考えるトークセッションを行いました。

もとは仕事を通じて知り合った2人。お酒や器、料理をすること、食べることも好き。さらにご近所で、幼い子どもをもつ母同士ということもあり、すぐに意気投合したのだとか。今では、家族ぐるみで付き合う二人の語る“いい夫婦”とは? ここからは、LIVEの様子を前編・後編に渡ってお届けします!

改めて聞くとうれしい「結婚してよかった瞬間」

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北條:
今回、事前に、それぞれのご夫婦に共通する5つの質問をしています。その回答を詳しく伺っていきましょう。

一つ目が「結婚してよかったなという瞬間」。
まず、原田家。沙奈子さんは「お互いの食の好みが似ている」「好きなことや仕事への理解があり自由にさせてくれるうえ、協力してくれる」「家族みんなで遠出や旅行しているとき」「性格や考え方がまるで違うので私は彼の思考にものすごく助けられている」。そして旦那さまの回答に、私、グッときちゃいました。「常々(笑)」。このカッコ笑いが、ちょっと照れも含まれて。さらにここからも、素敵すぎるコメントが続きます。「奥さんのおかげで常に我が家は笑顔の絶えないものになっています。僕の友人の中でも人気者で、僕の人生に不可欠な存在になっています。コロナの自粛期間中も、奥さんと娘との3人の生活が楽しく充実し過ぎていて、一生このままでいいと思ってしまったほどです」。

石岡さん:
すご〜い(拍手)!

原田さん:
改めて言ってもらうとうれしいですね。

北條:
では、石岡家も。まずは真実さん「味方でいてくれることの安心感」。そして旦那さまは「そばに、太陽みたいな人が、笑っていてくれて人生がハッピーで豊かになった。時には、いろいろなぶつかり稽古もあるけれど、それ以上に幸せな時間がたくさんあって、素敵な人生だなって感じて、毎日過ごせること」。歌詞みたい。メロディーをつけて欲しいですね。

石岡さん:
昔からポエマーみたいなんですよ(笑)。この回答を見たときに、最近自分に余裕がなくて、ちょっと笑顔が少ないなって反省しました。

原田さん:
だからこう言って、気づきをくれたのかもね。

夫婦でも“当たり前”にならないためのルール

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北條:
2つ目の質問が「おすすめの夫婦のルール、二人の決め事、約束はありますか?」。
原田家には「お財布別システム」というルールがあり「もともと、自己管理しているのでお互い収入も知らない」と。

原田さん:
そう。だからじゃないですが、たとえば「今日はご馳走するよ」と私から提案する日もあると、主人も「ありがとう」ってなる。男性にお金を出してもらうことが、当たり前じゃない。

北條:
なるほど。そして「得意分野が違うので得意な人が担当する。だから相手を尊敬できる」という回答もありました。

原田さん:
配線のような機械系や、インターネットで注文するのは彼の仕事です。

石岡さん:
男性の得意なジャンルですよね。あと、おもちゃの組み立てとか。

原田さん:
そう、トンカチ系! 自分には出来ないことだから、自然と尊敬し合えます。

北條:
尊敬は素直な「ありがとう」にも繋がりますよね。そして石岡家のルールは「求めすぎないこと」と「常にギブアンドテイクであること」。

石岡さん:
やっぱり、期待が裏切られると腹が立つのが人間ですよね。それなら、初めから求め過ぎない。

北條:
期待するから、期待通りにいかないと怒りになるけれど。

原田さん:
しかもそれ、勝手な自分の期待で、自分都合の一方通行ですから。

北條
では「ギブアンドテイク」は?

石岡さん:
相手にして欲しいというより、自分がされてうれしいことをまずすると、自然とうまくいくというか。自分がして欲しい方向に変えると、すんなりいくことが多いような気がします。

北條:
まずは自分から動くのは、夫婦の間でも結構大事かもしれないですね。

何気ないことも、感謝も、どんどん口に出す

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北條:
「相手に言われてうれしかった言葉は?」。
沙奈子さんは「髪の毛の分け目を変えたらすぐ気づく」。

原田さん:
一日だけ、寝癖の問題でどうにもこうにもいかない日があったんですよ。そのときに「ジャジャ〜ン、どこが違うでしょうか?」って聞いたら「分け目」って。

北條:
いつも見てくれているから、すぐ気づいたんですね。

石岡さん:
興味を持ってくれるだけでもうれしいですよ。

北條:
確かに。料理上手としても知られる沙奈子さんですが、旦那さまは料理も褒めてくださる?

原田さん:
ちゃんと口に出して伝えてくれますし「おいしい」って食べてくれるのでうれしいです。

北條:
いいですね。そしてまた、沙奈子さんの旦那さまの回答が素敵。「いいよ、どこにする?(即答)」。これ、加えて寄せてくださったメッセージがあって。「僕が仕事に悩んで疲れて『会社辞めて田舎に行きたいな』と弱音を吐いたとき、驚きもせず励ますでも叱咤するでもなく、即答でこう言ってくれたことが一番心強かったし、なによりパワーをもらえた気がしました。どこにいても、何をしていても、奥さんと一緒なら大丈夫と改めて思えた(照)」。

このときは、どんな気持ちだったんですか?

原田さん:
もともと楽しいことが好きだから、単純に楽しいと思ったんでしょうね。「ああ、OK、OK!」って。

北條:
ご主人としては、そのドーンとした感じもうれしいし、助かったでしょうね。
そして真実さんは「笑顔が最高!」。これは、いつの言葉か覚えていますか?

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石岡さん:
常に、かな?

北條:
ご主人が言葉に出してくださるんですね。

石岡さん:
昔はよく出してくれました。

北條:
(LIVEを)ご主人、見てますか? 言葉に出していきましょう。でも、忙しいと、どうしても笑顔は忘れがちです。

石岡さん:
難しいですね。でもこう言われると「あ、私の笑顔は最高なんだ」って思えますよね。

北條:
そして、ご主人は「こんなフォルムだけど、健康も気にしてくれるけど、こんなフォルムなのに、優しくしてくれる」。

石岡さん:
うちの主人は……体がまろやかなんです(笑)。いつも仕事で帰りが遅くて、夕食は深夜なんですけど、やっぱり健康が大事だし、長生きもして欲しい。できれば遅くなるのがわかった段階で、会社の近くで食べてきてとは言います。

北條:
でも、おうちのごはんがおいしいから。

石岡さん:
実は2回、食べてるんじゃないかな。

北條:
19時にナポリタンとか食べて、24時に真実さんのごはん。

原田さん:
4食になっちゃってる(笑)。

特別な日も、日常のリラックスも、二人ならよし

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北條:
4つ目の質問は「お気に入り、またはおすすめの二人時間の過ごし方は?」。
沙奈子さんは「年に一回の結婚記念日に二人だけで食事。レストラン選びなど張り切ってくれている姿もうれしいし、一年に一度のデートみたいで新鮮」。

原田さん:
一年に一度は二人で食事します。事前に旦那さんが、メールでたくさんの候補を送ってくるんです。そこから一択で決められないので、何択かで返信して。

北條:
そのやりとりもまた、いいですよね。
一方、石岡さんは「子どもが寝た後に、二人でいいちこにレモンをぎゅっと絞って飲むこと」。

石岡さん:
はい、子どもが寝た後に、おうちでサワーを作って。飲みながら、子どもの話もするけど、仕事の話のほうが多いかもしれないですね。うちの主人も沙奈子姉さんのところと同じで段取りマンなので「こういうふうにしたほうがいい」みたいに、アドバイスをしてくれます。

原田さん:
ご主人、博学だし、お互いを理解している夫婦だからこその、いい答えが返ってきそう。

旦那さまの秘めた気持ちやエピソードに、照れると同時に、とてもうれしそうなお二人。後編では、夫婦の円満の秘訣やあり方、出会いからプロポーズまで、さらに深掘りします!

後編はこちらから

▲YouTubeLiveの模様はこちらから

原田沙奈子 (@sanakoharada)
Le abel代表 Abel ディレクター/プレス
2006年レディースブランド『Magnetic』にプレスとして就任、後に2008年『Bouvardia』ディレクター兼プレスを務めた。2011年10月よりLe abelを設立。現在は、新ブランド『Abel』ディレクター兼プレスを担当する傍ら、プロデュース業も行っている。
プライベートでは夫と5歳の女の子、愛犬ユズと3人+1匹暮らし。
石岡真実(@mami_ishioka)
現在4歳の男の子ママ。
現役時期は約10年間、某大手アパレル会社に勤め販売、フロアマネージャー、プレス制作を経て長男の妊娠を機に退社。その後フリーランスとしてPR、企業のディレクションのフォローとして活躍。
インスタグラムではシティファッションをメインにライフスタイルを更新中。

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