「まさか。何で自分の子なの。」と思った瞬間。~その4~
こんにちは。
今日は珍しく主人が日曜日のお休みなので、子供たちは大喜びです。
長男は毎日日課になっているSwitchのどうぶつの森をやめて、「今日はお父さんとマリオパーティーをする」と言っていました。
1日1時間と決めているのですが、こんな風に「今日は○○だから、〇〇にする」と自分で考えられるようになったのは、大きな成長だと思っています。
昨日は、長男の自閉症特有のこだわりや行動が出始めた頃のお話をさせていただきました。
今日は、長男にとっても私にとっても環境が大きく変わるきっかけとなった時のお話を書かせていただきます。
きっかけは、次男の保健師訪問だった。
長男と行っていた育児支援室には、同じ幼稚園に入園予定のお友達もたくさん行っていたので、できるだけ長男もお友達と仲良くなって欲しいと思い頻繁に行っていました。
しかし、長男はお友達と一緒に遊ぶどころか相変わらずトイレのドアへ足繁く通い、トイレのドアだけじゃ物足りなくなったのか他の部屋のドアの開閉もするようになりました。
終わりの前にみんなと集まって、手遊びや歌をうたったりするのですが、一緒に座ってみんなと同じようにできたことはありませんでした。
どうしたら良いんだろう・・・
その頃には「男の子だから・・・」とか、「弟くんが生まれたから、赤ちゃん返りかな~」なんて言葉は何の気休めにもならず、とにかく何とかしなくちゃ。それだけを考えていました。
その日も育児支援室から私だけが疲れ果てて帰ってきて母に預けていた次男のお世話をしていた時でした。
わが家に1本の電話がかかってきます。
それは、次男の保健師訪問の案内でした。
2人目の出産だったので、「希望者だけ伺っています」との事でしたが、迷わず「お願いします!!」と答えていました。
数日後、保健師さんが次男の様子を見に来てくださいました。
次男を見ていただいている間、長男は一緒にいたのですが部屋の中をウロウロしながら、「しろくまちゃんのほっとけーき」を暗唱していました。
そんな長男を見て、保健師さんが「しっかり覚えてるんだね、すごいね~。」と声をかけてくれたのですが、長男は反応なくひたすら暗唱していました。
「お母さん、何か気になる事とか困ってることある?」
最後に保健師さんが聞いてきました。
今思えばそれは、次男の事を聞かれていたんだと思うけど、私にはそれが長男の事を聞かれてるんだと思い、今までの長男の様子をマシンガンのように話しまくりました。
とにかく目の前の現実を誰かに聞いてもらいたかった。
その間、ずっと黙って話を聞いてくれた保健師さん。
私が話終わると、「お母さん、頑張ってるね。しっかり長男君のこと見てるね。」と言って腕をさすってくれました。
育児支援室で言葉の遅れが気になるって話したら、「もっと絵本を読んであげて」「弟さん生まれて大変かもしれないけど、長男君と2人だけの時間も作ってあげて。」「テレビを見る時間を減らしてみたら?」と言われました。
その言葉は、私を追い詰めるだけで、「絵本なんて暗唱するくらい読んであげてる。」「こんなに話しかけてるのに、何で変わらないの??」「テレビつけてても何も興味示さないし。」と長男に対してのイライラと2歳の男の子にイラつく自分への腹立たしさ。それしか残りませんでした。
誰に話をしても、「男の子だから」「赤ちゃん返り」そんな答えしか返ってこなかった。私は、そんな答えを求めていなかった。
あぁ~、私はこの不安を誰かに聞いてもらって分かってほしかったんだ。
だから、保健師さんからの言葉で私は心からホッとできたのでした。
保健師さんからは、「今の時期はとにかく成長する時期だからもう少し様子を見てみよう。」といった風な事を言われました。
今までも何度も「様子を見てみたら?」と言われた事はあったのですが、保健師さんから言われた事はすんなり受け入れられました。
保健師訪問からしばらく経って、再び電話がかかってきます。
それは、区の保健センターからでした。
この続きはまた次の機会に書かせていただきます。
今日もありがとうございました。
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