「まさか。何で自分の子なの。」と思った瞬間。~その2~
こんばんは。今週は一気に暑くなり、体温調節の苦手な長男はデイで窓際にずっと座って外を走っている車やバスを見続けた結果、体温が37.5℃を超えかけて、もうちょっとでお迎えコールがかかるところでした・・・
まだまだ寒暖の差が激しい季節。コロナももちろんですが、皆さま体調にはお気を付けください。
昨日は、長男の発達に違和感を感じ始めた話を書かせていただきました。
今日は、その違和感がどんどん大きくなり、でも大丈夫と言い聞かせたり、モヤモヤしていた時の話を書こうと思います。
長男の発達に対しての不安がさらに大きくなった理由、それは「言葉の遅れ」でした。
自閉症のお子さんの特徴に「言葉の後れ」がよく挙げられます。
長男は、「ワンワン」や「ニャンニャン」といった単語は月齢並みに覚えていました。
さらには、2歳になる前から数字やひらがなまで読めるようになり、周囲を驚かせて「天才!!」と褒められまくっていました。
しかし、そこから先が進まなかったのです。
もうすぐ2歳になろうとしていた頃、同じ月齢くらいの友達の子供と一緒に遊ばせていたら、その子が
「○○ちょうだい」「ニャンニャンきた」
と、母親に話しかけている姿を見て軽くショックを受けました。
長男は2語文が出ていなかった。なのに、数字やひらがなが読めるって何か怖くない??
「ウチは、女の子だからね。男の子は言葉が遅いっていうから、大丈夫じゃない?」という友達からの助言に「それもそうか。」と、その時は納得していました。
絵本を丸覚え。でも、会話ができない。
2歳になると、長男は絵本が好きになりました。
特に「おおきなかぶ」や、「しろくまちゃんのほっとけーき」等のしろくまちゃんシリーズがお気に入りでした。
長男は数回読んであげただけで、絵本を見ずにペラペラと暗記していました。
そんな姿を見たので、「ちゃんと話せるじゃない。」と、どこかで不安を感じながらも、その気持ちを必死にかき消そうとしていた事を覚えています。
絵本を暗記できても、それはただ一人で話しているだけでした。
私や主人、家族に「○○ちょうだい」「○○とって」などの要求や
長男から話しかけてくれることが一切なかったのです。
飲み物が欲しいときは、私を冷蔵庫の前まで連れていき、ドアの取っ手を握らせドアを開け、牛乳パックの前まで私の手を持っていきます。
遊びたいおもちゃが取れない時にも、主人をそのおもちゃの前まで連れていき、自分を抱っこさせて主人の手をそのおもちゃまで伸ばしていました。
クレーン現象です。
言葉で要求ができませんでした。
私たちのよびかけにも、なかなか答えてくれませんでした。
話しかけても目線がなかなか合わず、自分の知っている物が目に入ると「○○!!」と話してくれるのですが、それは「そうだね。すごいね~!」と共感するだけではダメで、私も同じように「○○!」と復唱するまで「○○!○○!○○!」と続きました。そして、「○○、好き?」という問いかけには答えることもなければ、その先の会話に発展することもありませんでした。
そんな長男の発達にモヤモヤしている中、私は第2子を妊娠しました。
この頃から自閉症特有の行動や、こだわりが出てきます。
その話はまた次回書かせていただきます。
今回もありがとうございました。
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