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「まさか。何で自分の子なの。」と思った瞬間。~その3~

こんばんは。今日は土曜日なので、長男の放課後デイはお休みでした。

毎週土曜日は朝から長男が大好きなEテレのピタゴラスイッチの日で、今日も何度も録画したのを見ながら、番組内の「ねんどれナンドレラッツの跡じまん」がしたいと、粘土で遊んでいました。

昨日は、長男の言葉の後れに対する不安を感じた話を書かせていただきました。

今日は、自閉症の子供によく見られる、こだわりや行動が出てきた頃の話を書かせていただきます。

母と離れても平気だった長男。寂しいのは母だけでした・・・

長男が2歳になってすぐ、私は第2子を妊娠した事が分かりました。

年明けの頃でした。インフルエンザも流行りだし、その後はなかなかつわりから抜け出せず妊娠後期に入ったので、妊娠中は私1人だけで長男と一緒に出掛けることもできず、主人が仕事でいない日は家で過ごすことが多かったです。

妊娠中、日に日に大きくなっていく私のお腹を見て、長男はお風呂に一緒に入ることを極端に嫌がっていました(笑)

だからか、私の母と入る事も嫌がりだし、長男は私の父か主人としか入ってくれませんでした。

私の父も当直のある仕事をしていたので、主人が帰宅する時間が遅くて、父が当直で不在の日は、長男一人を服を着たまま大きなお腹で私がせっせと洗い、暑い浴室の中で湯船に入って遊ぶわが子を見張っていました。

今となっては、笑ってしまう良い思い出です。

その年の最高気温を記録した日に、次男を出産しました。

長男は病院のベッドで寝ている次男よりも、救急車の音や開けたら勝手に閉まる病室のドアの方が興味津々でした。

前の日、エレベーターの前で入院中のお母さんと離れるのが嫌で号泣していた男の子を見かけました。

それを少し期待していたのですが。

長男は、エレベーターのボタンを押すことが最優先で、私とは目を合わすことも無ければ、バイバイをしてくれることも無くエレベーターのドアは閉まってしまいました。

久々に行った育児支援室で愕然。トイレのドアへのこだわり。

退院してから、長男と久々に育児支援室へ遊びに行きました。

部屋に入ると、真っ先に木製レールの電車のおもちゃで遊びだしました。

それを見ながら、私も久々に会ったママ友と近況報告をしながら楽しく話していました。

10分経過した頃、突然長男は立ち上がりドアの方へ走って行きました。ドアの向こうには子供用のトイレがあります。

もちろん、その頃なんてオムツも取れていないし、トイレに座ることすら嫌がっていた時期でした。

不思議に思いながら長男をトイレに連れて行くと、トイレのスリッパをはくことなく中に入り、個室トイレのドアを順番に開けていき、全部のドアを開けると今度は閉めにまわり・・・その行動を何度も何度もくりかえしていたのです。

何度か部屋に戻って、おもちゃで一緒に遊ぼうと促したのですが、5分も経たないうちに、トイレへ戻りまたトイレのドアの開閉を始めます。

気づいた先生が様子を見に来てくれて「今はトイレが気になるのかな?トイトレするチャンスかもしれないね。」と言ってくれたのですが、便座に座ることは嫌がり、とにかくドアばかりに集中していました。

気づけば、支援室にいる時間のほとんどをトイレで過ごすことになり、何度も繰り返される部屋とトイレへの往復と、周りの同い年の子たちはオモチャで遊んでいるのに、なんで長男だけ・・・?という苛立ちで、身も心も疲れ果てて帰りました。

長男は、何かが違う・・・疑問が確信に変わりそうになっていた時に、救世主と出会います。

これは、また次回書かせていただきます。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

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