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卵子凍結 メディア取材②(ABEMA Prime)

 ABEMA Primeの取材を受けました。3/30の番組冒頭にほんの少しだけ登場させていただきました。

※2年前(36歳)に卵子凍結したとなっていますが、私の卵子凍結は1年前(37歳)です。

 女性の「働くこと」と「産むこと・育てること」がトレードオフという議論や、少子化問題の話、「産むことと育てることをセットに考えるべき」等の指摘、「卵子凍結ブーム」という現状に、いち視聴者として大変興味深く視聴させていただきました。貴重な機会をありがとうございました。

 私自身は人生でキャリアを優先させた経験がないので、「キャリア or 出産」といった選択を自問したことはありません。その時その時で自分自身にしっくりくると思える道を歩んで来たら、子供を産むことと真剣に向き合うことのないまま、気付いたら出産適齢期がとうの昔に過ぎていました。お恥ずかしながら、少子化問題についても、自分事として考えてきたことはなかったように思います。

 そんな無計画かつ「問題を先送り」してきた私が38歳になった今、卵子凍結に気休め程度の希望を見出して、あるいは、卵子凍結ブームの波に乗っかって、いまさら「子供を産んでみたい」と思うことは、虫の良い話なのかもしれません。番組内で指摘されていた通り、高齢出産はリスクも多く、また、その後の子育ては体力的にも負担が大きくなります。子供を育てる周りの友人を間近で見ていても、至極当然の指摘と思います。

 待ち受けるは、リスクの高い高齢出産、体力的にキツイ子育て、すこぶる産みにくく育てにくい日本社会。そしてそれ以前に、卵子凍結したとて、そもそも妊娠・出産に至るか全くわからない現実。そんなところまで考えを巡らせると、もはや「子供を産んでみたい」と口に出すことすら、まるで自分の頭の足りなさを露呈しているようで、恥ずかしい気持ちになります。

 ですが、なにせ私は妊娠した経験も、産んだ経験も、育てた経験も一切ないので、いまいちその実態がつかめていません。なので、まだ妊娠・出産の実現可能性が残っているのであれば(果たして今から実現できるのか?)、事前に想像しうるリスクを思い切って一手に引き受けて、とりあえず諸々経験してみてから後悔したいなあ、と、わりと楽観的かつ前向きに考えています。

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