浅倉透に捧げる詩、または自己内の閉じた対話において生じる認知の歪みから踊る小さな言葉
こんばんは。期間限定透に焼き殺されたベゴニアです。
a ghost story好きっす。浅倉透好きっす。ありがとな透。そしてシャニP。
持って無い人とかのために、なにがあったか、なにをおもったのか、なにをしたくなったか、は書きません。ただ詩だけを詠みます。
無題
夢の中でいつも座っている
Lの48番席からぼくは観ていた
とても記憶に残らないだろう
Aの10番席の君以外は
よくある筋書き
さっきの映画との連作かなと思ったり
君は眠ったらしい
その方がいいよこの後は悲惨だし
映画の中でぼくが一人帰っても
君は眠っているまま
すれ違ったあの男にスポットライト
涙だって、こぼれる
息だって、つけやしない
そうやって、映画は終わる
無題
川が氾濫したのを傍観しているよ
火星ではオリンポス山が燃えたらしい
君は雨の日に消えてしまったの
海ではクリオネと平氏が喧嘩中だし
寒いと思うから、ぼくがついていこうか
夫は凍死したと妻は聞いたらしい
長いと思うから、ぼくがはなしていようか
遺体には黒曜石の槍傷があったらしい
だって、つまらないだろうよ
アレクサンダーの槍衾なんてさ
見たまえ、今日もラッパはならぬ
あの日、泣いたらしいね
小さな屑籠の中で思いっきり
ぼくが隣でいられたいいのにね
無題
こんな時に電話には出ないで
どうせつまならいお話だもん
人は少しだけやり過ぎからね
終わったあとの少しの返還
太陽は贅沢だから消えてしまった
君が好きだった黒い蝶も先生も
腐った腑抱えた人の黒い瞳は
残ってる、核ミサイルも遺灰も
お隣さんはもうどこにもいない
僕たちは変死体のカーペットに座る
なんで君はまだここにいるんだい?
吹き荒れる雪も消えてしまったし
忘れものの靴下だって奪われた
なんで君はまだここにいるんだい?
カイ2乗なんちゃら
えーと、何を言えばいいのかもわからんさ
宙から堕ちてきた色の話かい
えーと、それよりもばあさんとの馴れ初めか
黄ばんだ窓ガラスに聞けばいい
萌え出たナスビの花の色を知っている
街にはそんなことも知らない人ばかり
代わりにカイ2乗なんちゃらを扱える
それは少しばかり未来を覗く方眼紙
カイ2乗なんちゃらで
ぼくたちを占えるらしいよ
生きられるかどうかさえ
衛星が落ちてくる確率だって
ぼくが君をあの窟から逃すのも
窓ガラスを考慮したら余裕だって
小休憩
たしかに透は今回出てきた映画見てそうだけど、本当にそうか?。もう少し悪趣味(サブカル趣味)のオーナーの映画館だとあんな映画は見られないし、それに透って映画の詰め合わせみたいな、なんとかフェスの日とか行きまくってそう、お得だからってさ。だから透が見ていそうで悪趣味で詰め合わせパックみたいなので映画館でやってそうな映画TOP3を発表するわね!。
3位 バスケットケース
モンスター映画に分類されますね。個人的にはこの映画改良の余地しかないと思ってる。ポール・トーマス・アンダーソン監督とかがリメイクすれば賞とか狙えまくれると思います、思うのは自由。
B級モンスターカルト人気笑映画の癖にしては圧倒的にしんみりできるポイントが多すぎる。透のピアノ琴線ビンビンな要素が多いと思います。
逆に言えば、改変できる余地があると言うことはモンスター映画にしては甘い。こっちは人死に観に来てんだよ馬鹿が!モンスターごときが迷うな、さっさとスタイル抜群のアメリカ女ぶち殺せ化け物野郎がとも思える。悪趣味全開だから青少年はみないでね。大人しく継承とか見なさい。
2位 ダイナマイトどんどん
ヤクザが抗争代わりに野球で勝負!!
は??アホちゃう?映画舐めんなよ馬鹿。
主演 菅原文太さん!?
監督 岡本喜八さん!?
なにをやってるんだね?なにをさ。
ヤクザ野球映画の癖して、パンパンとか野球選手だった傷痍軍人とか出てきて、戦争の悲哀を覚えるところがある。
けどもう少し話煮詰めることできませんでしたかね?なんか悲しさが吹っ飛びます。これが本当の悲喜交々ってか!?やかましいわ!
この映画を観た後の透は体育の時間のソフトボールでの打球を額の真芯で受けようとして先生に怒られると思う。
ダイナマイト!!どんどん!
1位 アニアーラ
ある宇宙移民船が絶望を迎える話。
ちなみに確定しているため救いはない。だから美しい。
みんな土になる。けどそれでいいと思う。所詮みんな糞袋なのだから。
諸行無常。
小休憩終わり
無題
最後の問題はみんな合格らしい
テストの裏にはなにもなく
途中式だってあってるし
問題から導く問題だって解けている
けど、なにかが違うような気がするんだ
いつも通りの帰りの電車の中で
計画通りに陽が落ちるのは速くなった
ペンギンみたいな人でぐちゃぐちゃね
機械的に笑う広告が光る
ugly 醜い 洗練された sophisticated
なにかを間違えた気がします
君に送る14行詩の手を止めて
真っ暗闇の胸に顔を突っ込む
感じるのは野人の血の残穢
無題
川沿いの公園で
そこは人柱があった川
きみとかけっこをしたね
フィリピン人の祭りが行われた
皮がピリピリと剥がれて
フトアゴヒゲトカゲみたいなぼくら
石で囲まないか?この川を止めて
小さな砦を作らないか
なんてことも言い出せない
スナイデルの服を着た君には
イソップのヘアオイルはどうだい
ぼくはいつでもいいんだよ
妹が子供を産んでしまうそう
マルクス主義者の病院
無題
ちいさなこどもが泣いていると
どこからともなくやってくる
緑のパンツに緑のジャケット
鼻の頭に大きなニキビ玉
そうして、ささやいて消えるらしい
朝の4時から、昼の5時までが
彼の勤務時間で、その後一杯のティー
そんな彼も報われなかった
66歳の変質者が唱えた言葉
ジャズに乗せても気が滅入る
誰もが忘れていたお話だ
そんなお話思い出す
米国と英国で変わる単語の近くで
どうしようもないけれど