チャバネゴ◯ブリの「破片」、原産

 タイトルをぱっと読んだときに全く意味が理解できないニュースというのはあまりないが、以下は珍しくその類だった。

世界初『日本列島に古墳時代からゴキブリ』奈良の纒向遺跡からチャバネゴキブリの破片発見 世界最古か|読売テレビニュース

世界初『日本列島に古墳時代からゴキブリ』
 までは「へー」くらいだったが、
奈良の纒向遺跡からチャバネゴキブリの破片発見
 の「破片発見」が処理できなかった。

 処理できなかったのは、「ゴキブリの破片」ってそもそも何? ということと、あとはゴキブリがキライなのでイメージしたくなかったのの、おそらく二つの理由からだと思う。
 奈良時代の人ってゴキブリ砕いてたの??

 結局本文を読んでみても「破片」の謎はよくわからなかったが、チャバネゴキブリが日本原産かもしれないという、嬉しいのか嫌なのかよくわからない可能性を知ることができた。

研究チームによりますと、全世界で害虫とみなされているチャバネゴキブリは、アフリカ北東部が原産地とされ、地中海からヨーロッパに広がり、日本には江戸時代末期に入ってきたと推定されてきました。
 しかし、今回の発見から研究チームが過去の記録を改めて調べなおしたところ、古墳時代には既にチャバネゴキブリが日本列島に存在したことが判明しました。
 最近の学説では、チャバネゴキブリがアジア起源ではないかとする説も出てきていることから、今回の発見でチャバネゴキブリが日本原産である可能性も出てきたということです

同上

 近世に入ってきたと考えられていたものが、実は地物(?)だとすると、広がったルートも今考えられているものとはぜんぜん違う事になる。結構重要な発見なのかもしれない。

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