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褒めて!認めて!伸びてゆく心

こんばんは。現役保育士のMoKuです。主に0〜2歳児の保育を担当しています。
今日はお昼寝についてのお話を書きたいと思います。

保育園でのお昼寝の時間…。
子どもにとっても保育士にとっても安らぎのひと時です。
子どもたちのにこにこ笑顔も可愛いのですが、寝顔もたまりません!
午前中の疲れをあっという間に吹き飛ばしてくれます。

そんなお昼寝の時間ですが習慣になるまでは少し大変です。
”自分の布団で横になって眠る”
大人になった今では当たり前ですが、実は乳幼児期の子どもにとっては難しいことだったりします。
まだまだ遊びたい盛り。寝る時間になったからと言って、静かに布団に横になってくれるわけではありません。歌ったりおしゃべりしたり、おもちゃで遊び始める姿も見られます。

個々に差はあるのですが、必要に応じてその子に合わせた方法で入眠へと導きます。毎日継続して伝え続けることで次第に習慣化されていきます。

担当している子どもの中に入眠まで時間を要する子どもがいます。傍で見守ったり、背中をさすったりして入眠を促しますが、一人で眠りにつくことがなかなか定着せず課題となっていました。
眠る時間であること、布団で横になることを伝え続けていましたが、あまり効果的ではありませんでした。

そこで、もう一度関わり方や援助の方法について考えてみました。

自分で入眠できるようになって欲しい、今は横になることを知ってほしい、という願いから辿り着いた答えが、

褒める。自分から布団に横になっている姿をとことん認める。

という方法でした。
効果があるかは不安でしたが、好ましくない姿ばかりに注目していたことに反省しやってみることにしました。

拍手したり、アイコンタクトを送ったり、時にはスキンシップを取りながら、とびきりの笑顔を向けてその子の意欲を認め続けました。
先生の笑顔は子どもを笑顔にします。次第に子ども自身が、どうすれば先生の笑顔を引き出せるのか考えるようになります。そのようなやりとりを繰り返していくことで、自然と午睡の習慣が身に付いてくれたら、、と思い日々の関わりを続けていきました。

結果的にその子は喜んで自分の布団へ向かい、眠りにつくことができるようになってきました。時には眠れない日もあるのですが今では、そう日もあるよね、と気にし過ぎず向き合うようにしています。

明日にはまた違った姿を見せてくれる子どもたち。日々の成長が楽しみでなりません。明日もまた素敵な姿を届けられるといいな、、。

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