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遊びの力でイヤイヤ期を乗り切る!

こんにちは。現役保育士のMoKuです。
今日は2歳児クラスを担当していた時のお話です。

2歳児と言えば、「魔の2歳児」と言われるように、イヤイヤ期真っ只中です。
家庭でも保育園でも子どもたちの、これがしたい!を全て叶えることは難しい課題です。
そんな中で当時私が担当していたクラスの子どもたちはとってもパワフルで、したい!ことで溢れていました。
園生活の中では時間の流れもあるので、制限されてしまうことも多く、遊びの中だけでは子どもたちの気持ちは治りませんでした。

そこで、ボディペイントを実施することにしました。
自由に伸び伸びと遊んで欲しい、という狙いから定めた約束はたった2つ。
・ブルーシートの外に出ないこと
・お友だちが嫌がることはしないこと
この2つ以外は好きなように絵の具遊びを楽しもうと提案しました。

いざボディペイントが始まると、子どもたちは大きな声を出しながら思い切り、ダイナミックに絵の具で模様をつけ始めました。
足元に敷いてある布、保育者や自分の衣服や身体にどんどんと描いていきます。
日々の制限の中から解放された子どもたちの顔にはきらきらの笑顔が輝いていました。
遊びを終える際の声かけや着替えなど、いつもは多くの「イヤ!」で溢れていた場面も、遊びで満足した子どもたちは意欲的に自分たちで進めていきます。
満足のいくまで遊ぶことができたからこそ、生活にも意欲的に向かうことが出来たのだと思いました。
余計な声かけをしなくても、自分で行動できる子どもたちの力はとっても偉大ですね。

絵の具の後片付けは大変でしたが、子どもたちにとっても保育者にとっても、思い切り遊びを楽しめたひと時でした。
あの時の子どもたちの笑顔は今でも忘れられません。
毎日展開することは難しいですが、このような遊びを取り入れていくことも良いのでは、と感じました。



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