今の自分にとって最も大事なことをよく考え、楽な道に逃げずにやりきることが重要

本日の内容：

1:100万人に1人の存在になるために必要なこと
2:100人に1人になることがそもそも大変
3:今自分がすべきこととは。目の前の壁から逃げてはいけない

1:100万人に1人の存在になるために必要なこと

以前、キングコング西野さんの紹介で読んだ

「100万人に1人の存在になる方法 不透明な未来を生き延びるための人生戦略」　と言う本を読んで感銘を受けました。

とても簡単に内容を紹介すると、ある一つの能力だけで、100万人に1人のレベルまで到達することは非常に困難である（オリンピック金メダル取れるレベル）。しかし、100人に1人のレベルまでなら努力で到達できる。そこで3種類の分野で100人に1人になれば100×100×100で100万に1、となれる

という感じでした。
それを2022年夏ごろに読んで、一つは医学研究、一つは当時からハマっていたNFTやweb3の知識、最後の一つは後から考える、と設定してもちろん日々の患者さんの治療は頑張りつつ、研究も頑張りつつNFTの勉強や購入、コミュニティ運営(Medical DAO)への参加をし始めました。

2:100人に1人になることがそもそも大変

約半年活動してきて多少はNFTの知識もついてきて、多少はweb3界隈の人の知り合いも増えてきて、とても楽しく活動できています。
しかし、、、DAO活やNFT購入が楽しくなればなるほど熱中してしまい、研究業務に費やす時間が削られていることを実感していました。

10月に日本血液学会での発表、12月にアメリカ血液学会での発表があったという言い訳もありますが、それを加味してもこの半年は研究の進行の速度が遅くなっていました。

そして12月、アメリカの学会に参加して全世界の研究者の切磋琢磨する姿に触れ、同じ研究室の1個上の先輩（学振として研究中、スタンフォード大学に留学して研究中）がoral で堂々と英語のプレゼン、質疑応答をする姿に触れ、自分の実力不足を実感いたしました。

ニューオーリンズで行われた学会のポスター会場

すなわち、私は研究者として、全く100人に1人の存在になれていなかったのです。
それを自覚して焦りを感じていた時にキンコン西野さんのvoicyの放送で「1つの道を目一杯極めた先にしかconnecting the dotsはあり得ない」という旨の放送を聴きました。

そしてまさにその放送を聞いた日の午後、医学生が当院に病院見学にきました。「医学の勉強もさることながら、社会の動きや医学以外の勉強もしておくといいよ」という旨の話をした所「それは間違いないけど、まずは医師としての実力をしっかり伸ばしたい。医師として実力不足なのに”俺って医学以外も勉強してるんで”というのはカッコ悪いなと思いますので」というニュアンスの返事をされました。（もっと丁寧な言い方でしたが）

まさにその通りだなと。今の自分のことを言われているような気持ちになりました。

3:今自分がすべきこととは。目の前の壁から逃げてはいけない

　上記の出来事ができる前に「ブログを書く」「ツイッターアカウントを育てるために毎日30個ツイートする」などのトライをしていた時期もありましたが、少しだけやった感想は「かなり時間がかかる」です。
　「留学するためにお金が必要」とかいう前に、留学できるぐらいの研究成果を積み上げることが先だと考え直しました。
　正直ここ半年の自分は「web3の勉強をする」を言い訳に、よりしんどい”研究”から逃げていたのだと思います。

　ブログも、web3活動も未来の自分への贈り物になると思うので細々と続けつつ、研究こそが今自分が立ち向かわないといけない壁なので、そちらに9割のエネルギーを割くように作戦変更です。

　「今の自分にとって最も大事なことをよく考え、楽な道に逃げずにやりきることが重要」という至極当たり前の結論に帰着しました。
　ブログの形で決意表明です。論文、書き上げます！