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よちよちある記#145『他者とは氣づきの契機』

昨日は朝からオンラインの勉強会
テキストは『武器になる哲学』

日本語なんだけど
まるで異国の言葉のような
流して読んでるだけでは
遠く理解に及ばず…

ゆっくりと心の中で
何度も読み返しながら
参加者さんの話を
いろいろと聞きながら
そういうことか!と
理解が深まっていく

著者の山口周さんによれば

哲学とは
世界や人間の本性について
考察する営みであり
古代ギリシア時代より
膨大なエネルギーをかけて
考察が積み重ねられてきた
にもかかわらず未だに
「これが決定打!」と
されるものが確定されていない

それはなぜなのか?
答えは明白

ある人にとってのこれが答えだ
とされるものが
決して他者にとってのそれではないから
とのこと

(現在時点で)
数千年かけて答えの出ない研究対象
この先も数千年かけての営みが
たぶん繰り返されていくんだろうなぁ

答えの見つからない対象を
いつまでもいつまでも考えて続けてきた
学者さんたちの執念たるや脱帽だわ…

でも
そうまでさせる”何か“が
あるのかも知れないなぁ
熱中して没頭してるなんて
まったくもって想像できないし
まるでわからんけど…汗

 
フランスの哲学者レヴィナスの紹介
「他者とは、なかなかわかりあえない相手」
であり
「他者とは”氣づき“の契機である」
自分の視点から世界を理解しても、
それは「他者」による世界の理解とは
異なっている

所詮 他者と分かり合う
なんていうのは幻想だとよ…

身も蓋もない話だけど
そんな前提に立ち
そんな世界認識をしていくことで
不毛で不幸な争いから遠ざかることが
できるといいなぁ

また
「わかる」とは「かわる」ことらしい

未知の世界
こんな訳の分からない
哲学なんていう小難しい分野にも
足を踏み入ることで
「かわる」きっかけが
見つかるかもしれない

そんなことを学んだ読書勉強会
夏休み特別企画が16日まで開催中

何かを予感させる
日の出前のこの感じ
ステキでしょ?

今日もいい1日✨

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