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ゴミカス① 〜出会い〜

とうとうこの話をする時が来てしまったか。

わたしの恋愛史において最大級の爪痕を遺した男が居る。

その名もゴミカス。

ゴミカスの話は非常に長いので、5編に分けて綴っていきたいと思う。

今回は出会い編です。
どうぞお付き合いください。

出会い

大学3年生になったわたしは半年間の留学から帰国し、日本の春を謳歌していた。

やっぱり日本最高!春最高!人生最高〜!

ノリ100%で生きていたわたしは、住んでいたマンションのラウンジで開催された新生活の交流イベントに来ていた4つ年上のゴミカスに興味を持った。

同じマンションの住民ではないが、近所に引っ越してきたのだそう。

当時、専門学校を出たばかりで新社会人として医療系の専門職に従事していると彼は言っていた。

恐れ多すぎるのだけれど、彼はあの平野○耀によく似ているイケメンだった。

ぱっちりとした切れ長の目に高い鼻、ぷっくりした唇。
体型、肌質、髪型、服のセンスにトークスキル。
遺伝子が味方していると感じるほどに、彼は嫉妬の余地もないイケメンだったのだ。

付き合ったきっかけ

わたしは幼少期より「変わっている」「ぶっ飛んている」との評価を受けることがよくある方だった。

男の中には一定数、わたしみたいな女に興味を持つ人がいるらしく、幸か不幸か、ゴミカスもまたその1人だった。

引っ越してきたばかりのゴミカスの家に遊びに行き、一緒にご飯を作ったり、家具を探しに行ったり、街を案内したりする中で、わたしたちはお互いに惹かれていった。

最終的にはわたしの方から「付き合ってるのこれ?」と聞いてみたところ、「付き合おうぜ!」という軽いノリでカップルとして成立したのである。

②に続く…。

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