高校生の時に3Pした話
プロローグ
高校生の頃。
受験のプレッシャーで精神的にも肉体的にも限界に達していたわたしは、同じクラスの男子をセフレにしてストレスの捌け口にしていた。
そのセフレのことをここでは“N”と呼ぶことにしよう。
なんでそうなったか
ある夜のこと。
塾の帰りだっただろうか。
いつものように両親不在のNの自宅に遊びに行くと、リビングのソファに初めて見る男、“K”がいた。
高級な飼い猫のように端正な顔立ちで、清潔感に溢れた不思議な魅力を持っている青年。
実はNはそれまでにも何度かわたしに親友Kの話をしてくれていた。
「すげーいい奴」
「学力とかではない頭の良さがある」
NとKは小学校からの知り合いだそうで、よく一緒に遊んでいるとのことだった。
初対面の男子を目の前にして、さすがに動揺を隠しきれないでいるわたし。
すると、わたしの様子を横目に見ながらNとKがソファでいちゃつき始めたのである。
男子高校生2人が目の前でキスをしている…。
何これ…?いや、何なのこれ!?
「俺たち心許し合ってるからこういうことできるで」
「お前も仲間に入らん?」
そう言われると断る理由はなかった。
2人とも好みの系統だし、楽しそう!
わたしの好奇心のバロメーターは完全に振り切っていた。
やってみよう!
ソファとベッドでことを済ませて、3P経験JKが爆誕したのである。
ちなみにKはそれまで童貞だったそう。
(そういえばNもわたしで卒業したんだった!)
エピローグ
その後、わたしの興味の対象は徐々にNからKに移り変わってゆく。
Kとは何度か地元の公園で会ったり、一緒に写真を撮ったりと、友達でも恋人でもない関係性をお互いに楽しんでいた。
Kは工業高校の男だったので、受験の話をしなくてよかったというのも惹かれた理由のひとつかもしれない。
P.S. 大学進学とともに一人暮らしを始め、晴れて自由の身になったわたしが真っ先に頭に浮かべたのもKだった。わたしの街まで100km以上あるところをクロスバイクで来てくれて、最後までかわいくていい奴だった。
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