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国試1ヶ月前の模試で合格点取れなかった56歳の諦めない勉強法!


56歳、常勤で働き、夫がいる私が3週間すご~く頑張った国試合格への道。

・どんな状況?
・とりあえずやろう過去問2回!
・やっぱり使える単語帳!
・とにかく勉強する時間を作る!
・どこでするか?居間でしょう!
・最後は自問自答?!
・試験1週間前に起きた出来事!
・今振り返って思うこと。


どんな状況?

専門学校の授業も提出課題も終わった秋。
「さあ国試に向けて勉強だぁー!あと3ヶ月過去問やっていこう。7回やって合格したって誰かが言ってたな。とりあえず過去問!」
と気合を入れたのは2ヶ月前。
気がつけばもう12月も終わり!
過去問やりました日曜日に。
だって仕事から帰ってきて夕飯、洗濯、入浴と、一般の主婦よりは作業量は少ないけれど疲労度は半端ない。
あっという間に11時、若い頃はそこから2時3時と起きていられた。
しかし56歳の私が起きていられるわけもなく就寝。
ちょっと早めの5時に起きて夫が起きてくるまでの1時間ちょっとの勉強。
そりゃ模試の成績だって想像通り、感が当たって◯を貰えた分を足したところで絶対合格するはずがない。
やばい!ヤバイ!ヤバーい!!

とりあえずやろう過去問2回!

まず過去問を2回、試験時間通りにやる。本当は3回やりたいけれど精神保健福祉士、社会福祉士の試験時間はそれなりに時間がかかる。今は悠長にやってる場合ではない。
この過去問2回で苦手な科目、点数が取れない科目を見極めなくてはならない。なのでとりあえず2回やることが大切。これまで全く勉強をしてこなかったわけではないのだから覚えていることだってある!
たくさんの科目の中で1科目でも正解のない、いわば0点の科目があったら不合格になってしまうのだ。
その点数が取れない科目を重点的に勉強する!
カタカナの名前が頭の中でグチャグチャになってる…。けどやらねば合格はない!
しかし、苦手な科目はなかなか覚えられないもの。そこで私が活用したのは無料のアプリ「過去問.com」ランダムに問題が出てくれるのと、間違えた問題だけを出してくれたりする。
もちろん説明付。
スキマ時間にちょこっと出来るので凄く役立つし、スマホやタブレットでできるから常に手元に。

やっぱり使える単語帳!

過去問アプリはとても便利ではあるけれど私の経験上、覚えるためにはやっぱり「単語帳」
高校生の時、一度だけクラスで1番の成績を残したことがある。ちなみに私の頭の出来は中の中?くらい。その時にやった勉強法が通称「カルタ大作戦!」
単語帳だと順番が決まってくるので次の答えもスラスラと出てきてしまう。
内容を覚えているのではなく、順番を覚えている状態。
そこでカルタのようにバラバラに広げ、神経衰弱のように選んでは答え、というようなやり方にしたら効果テキメン。
クラスで1番を取ることができたのだ。
そこで単語帳なのだが、こちらも無料のアプリがある、バラバラに並べなくてもランダムに出題してくれる。
でも単語帳アプリは私には向いてなかった。
過去問アプリは文章なので問題なかったが、単語帳アプリは単語なので文字数が少ない。
文字数が少ないと機械的な文字は同じ文字に見えてくる。単語ではなく文字を見ることに集中しなくてはならなかった。
書くという時間がもったいないと思うかもしれないが、書くという作業はやっぱり頭に残る。だからといって丁寧にノートにまとめる時間は無い。
しかも綺麗にまとめられたノートは達成感とともに見なくなるし見えにくい。
教科書の短縮版なだけだ。本当に無駄な時間となってしまう。
私は様々な色の単語帳を使い、科目毎に色分け。
時間なのか分なのかのように間違えやすいものには色ペンで強調。
出来上がった単語帳はリングにまとめるだけでなく、カルタのように広げるには大変なので名刺ファイルに入れ関係しそうなものは近づけてみたり配置も工夫した。
以前、東大生が教科書を「絵で覚える感じ」と言っていたのを聞いたことがあったが、それに似ているかもしれない。
普段から私のノートは落書き帳。文字ではなくあそこの右上に書いてあったとか、あのグルグルに囲ったところ、という記憶の引き出し方である。
そういえば赤と緑のシートで答えが見えなくなる仕組みのもの、あれは私には全く向いてなかった。
理由はやはり同じ、だんだん慣れてきて問題に対する答えじゃなくて、答えだけを覚えてしまうから。
やっぱり単語帳が一番!

とにかく勉強する時間を作る!

合間を見ての勉強だけでは当然足りないので勉強する時間を作らなくてはならない。
しかし、11時には充電が切れる56歳。どうしたものかと考えた結果、朝しかないとなった。10時に寝て3時に起きる! できるか?!
できるか?!ではなくやらなければいけないのだ。睡眠時間6時間は欲しいけど、しょうがない。これまでやってこなかった私の責任だ。
実際に3時に起きてみると、さすが56歳ちゃんと起きられる。しかも朝のほうが調子いい。寒い時期だけど部屋を暖めすぎず、でも寒くないように着込んだら、目がシャキッとする。
あと夫にお願いをした。「今回の試験に合格しなければこれまでの授業料が無駄になります。勉強のために10時に寝て3時に起きます。夕飯は出来合いが増えますがすみません!」と。
このお願いをしたことで、夫の顔色を伺いながらではなく常にスマホを触ってもいい状況ができた。スキマ時間にアプリで勉強しやすくなったのだ。

どこでするか?居間でしょう!

どこで勉強するか?これもよくテレビとかで聞くはなしだが、「勉強部屋や図書館など静かな場所より少し雑音があるところの方が勉強は集中できる!」ということ。
こちらも私が高校生の頃からやっていることで、居間で勉強した方が苦痛なくできた。夜中の人がいない居間だとしても勉強部屋より勉強しやすいのはなぜだろう?いろいろ研究もされているのであろうけど、まあ今は置いといて。試験勉強はしやすい環境でするのみ!
大人になった私がやったことは、ストレッチをしながら単語帳を眺めるということ。居間で脚を広げ、床に単語帳を広げストレッチ!
気を付けることはストレッチをするときは同じ単語帳を見る!ということ。落書き帳に記入する原理と似ているかもしれないが「ストレッチという行動を起こしていたときに覚えた単語」みたいな、こちらは絵ではなくシーンで覚える感じ。あれから数年たってるが今でもあの時のシーンと、どんな単語帳だったか覚えている。
カタカナの名前は忘れたが…(笑)

最後は自問自答?!

最後は自分で自分に言い聞かせる!

これまでの授業料はタダではなかったよね?

めっちゃ今しんどいけど諦めたらお金捨てるようなものだよ。いいの?

来年受ければいいとか思ってない?

こんなにしんどいこと来年もするの?

1年あるから大丈夫とか思っても絶対やらないから!

諦めたら終わりだよ!

こんな私が合格したら めっちゃすごくない?

事務職の私が再雇用してもらうとき資格があったら有利だよね~!

高卒の私が、50代で大学卒業して、専門学校行って、国家試験に合格
なんとカッコいいことだろう!

みんなに自慢できるよ!

うんそうだね!

がんばろ!

試験1週間前に起きた出来事!

通信で勉強するからには家族に加え、職場の理解も必要でした。
試験1週間前から有給休暇を取得。
職場のみんなから励まされ、ホントにホントの「最後のがんばり!」と思っていたら...。
夫の母が入院!
まさかこんなことになるとは!!
これはもう完全に終わったと思った。
入院手続きから入院に必要な備品の準備。1週間のうちの2日はバタバタに過ぎた。
これ本当の話です。決して盛ってません。
着替えは旦那様に届けてもらい、レンタルできるものは利用。病院はスマホ持ち込みOKだったので、メールだけは操作できる義母になんとか毎日メールを送って、最低限 出来の悪い嫁 とならないように努力した。
そして、諦めないと言い聞かせた私は発奮した!
こんなことで負けてたまるかぁ!
と病院の待合室でも、先生の説明を待つ合間にもスマホとにらめっこ。
過去問アプリをひたすらやり続けた。
スマホってありがたい!アプリってありがたい!

試験2日前に紙の過去問を試験時間通りに実施。なんとか合格ラインに到達していたが、気になるのはカタカナの名前。カタカナの名前ってホント覚えられなーい!
試験当日、試験会場まで少し遠く約1時間半は電車の中。
例の単語帳、カタカナの名前の単語帳。最後まで単語帳。
そしたら出たんです!
試験に!
覚えられなかったカタカナの名前が!
嬉しかったぁ!
いやまだ合格してない。
喜ぶのはまだ早い。まだ試験中。
けど嬉しかった(^^)

今振り返って思うこと。

試験が終わって帰りの電車はグッタリでした。安堵とこれまでの疲労とで。
本来ならまっすぐ家に帰るんでしょうけどリフレに寄りました。帰るまでの体力がなかったのです。それぐらい頑張ったんだなぁと自分を褒めてあげました。
夫にも職場のみんなにも、そして発奮させてくれた義母にも感謝ですね。
学生時代、勉強が嫌いだった私がここまでできたのはなぜだろう?生きてきた中でこんなに勉強したのは初めてであることは確か。
人間は想像以上に頑張れるものであることを体験しました。

そして、めでたく合格!

私が勉強をしようと思ったことはまたいつか記事にしたいと思っています。


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