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Photo by
nekonosara
小声すぎるヘッドスパサロン
肩こりと眼精疲労がひどく、ヘッドスパに特化したサロンを訪れた。
ドアを開けると真っ白な店内。カーテンで仕切りがされてリクライニングチェアが3つ置いてあった。
スタッフさん ((こんにちは))
ASMR級の小声で、スタッフさんに挨拶され、釣られてこちらも小声で答えた。
らっこ ((こんにちは、19時から予約していたらっこです))
スタッフさん((らっこさん、ご案内します。こちら、お悩みの箇所ご記入お願いします))
「え、ずっとこのASMRボイス?」と困惑しながら渡されたカウンセリングシートを手に、リクライニングチェアに座る。
スタッフさんがカーテンをしめるも、カーテンが薄すぎて歩いている様子も丸見え。
落ち着かないな…と思いながらカウンセリングシートを記入した。
そこから、施術中の記憶はない。たった30分だが、ASMRボイスのおかげですやすや寝ていたようだ。
お客さんが自分しかいないあの空間で、ここまで声を落とさなくてもと思ったが、さすがASMR。思惑通りしっかり寝ていた。
ヘッドスパの効能より、お店のブランディングとして面白い体験ができたことに満足な時間だった。
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