施設にいた話②

施設にいて起きた初めての事件。

施設での生活に慣れてきて、一個上のお姉さん(Aさん)、同じ部屋の同級生2人、私を入れて4人で行動することが多くなりました。


お風呂やごはん、トイレに行くのも一緒でした。
中学生という多感な時期に集団で群れていました。

少しずつAさんの権力が強くなり、3対1という構図ができてきていました。
毎日標的が変わり、いつ自分がハブられるのか怯える毎日でした。

『いじめ』

というにはかわいいものだったかもしれませんが、
そのころ施設の中がすべてだった私にとって辛い日々でした。

私は、誰とでも仲良くできたらいいよねという考えなので、
Aさんが話しかけちゃだめだよと言ってきても、ほかの子に普通に話していました。

でもやっぱりAさんは私がいい子ぶってるとよく思わないことだったので、
私がハブられることが多くなりました。


お風呂に入っていたら電気を消され、
トイレに行っていたらスリッパを隠され、
洗濯物を回したら脱水前の状態で外に出され、
ほかの小学生に話しかけても無視される日々でした。

こんな日々が1週間ほど続きました。

『ハブられる』→『いじめ』

に、変化していきました。


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