作者がキャラクターを物語上で亡くす時

 今の時代、ネット小説というものがある。小説家になろうをはじめ色んなサイトが出ているが、そこには面白くて壮大な物語が溢れている。

だが、面白くて壮大な小説には登場人物が亡くなるということは欠かせないものでもある。

だから、小説を書こうとしたらキャラクターの死と向き合うことに直面する。

それが壮絶な苦痛をもたらすという書き手は多い。

反対に私は仕方ないこととして終わらす人だ。 

では、キャラクターの死に直面するということはどういうことなのだろうか。

それはキャラクターの人生を決めるという書き手にとって、キャラクターを生きた人間として見て、生きた人間の臨終に立ち会うことであり、ある一方で殺すことでもあるのだ。

もちろんこんなことを考えていたら作品は書けない。大事なのはそれにどう向き合って、作品を書くかということだ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?