見出し画像

瀬尾りおの来歴

こんにちは。瀬尾りおと申します。

X(旧Twitter)を主な拠点にいじめ対策活動をしています。も出してます。

この記事では

  • 私がいじめ対策活動を始めるまでの来歴

を紹介しようと思います。


中学3年でいじめを受ける

 私は中学3年生の時にいじめを受けました。ある日を境に突然クラスじゅうの女子から無視・仲間外れをされるようになり心を病みました。
 「学校を休んだら負け」という意識から中学校・高校ともに学校には通い続けたものの、精神疾患により大学受験ができず高校卒業から計3年間のニート生活を送りました。
 それは、人生のうちでも貴重な、とくに女性にとっては貴重な10代の2年と20代の1年を家の中で過ごさなければならなかったことを意味しました。

21歳でいじめの定義を書いた本を出版

 ニート生活が1年目を突破する頃、私は自分の境遇に対して純粋な疑問を持ち始めました。
 いじめ加害者を恐ろしがるでもなく憎むでもなく、ただ純粋に『なぜ彼らは”ああいうこと”をしたのだろう?』という疑問です。
 私はその疑問の答えを求めて市内中の図書館を周り、いじめ問題についての専門書といじめの事例を集めました。そしてすべてのいじめに共通していたあることを見つけ出しました。

調べてわかった、すべてのいじめに共通していたこと

 第一法規出版・いじめの解明などとはじめとした45件のいじめの事例を調べた結果、いじめには

  • 被害者には「いじめられるのは自分が悪かった」という罪悪感

  • 加害者には「いじめる自分が正しい」という正義感

が見られることがわかりました。それはどのいじめの専門書にも記載のない、新しい発見でした。

発見を無駄にしたくない——自分の人生を意味あるものにしたい

 それがわかった時点で私は20歳になろうとしていました。貴重な10代の1年半を既に失ってしまっていた私は、その発見にすがりました。貴重な10代をニート生活に費やさなければならない自分の人生を意味のあるものに変えることができると思ったからです。
 私はカウンセラーの蔭山昌弘先生の編集のもと、本を一冊書き上げました。
いじめからの逃げ方』というタイトルで出版社に持ち込み、商業出版はできなかったものの両親の助力により執筆から2年後の2012年に自費出版しました。

一度は普通の生活に戻るも失職を機にいじめ問題に再び関わる決意

 本を書き上げたことは、予想していなかった効果を生みました。精神疾患のほとんどが治ったのです。そのおかげで受験勉強が出来るようになり、私は大学に進学しました。
 大学に進学後はいじめと縁のない生活を送りたいという意思から、学部はいじめとは全く関係のない工学部を選び、また在学中もいじめ対策活動などは全く行いませんでした。
 その後私は某有名自動車メーカーに入社し、いじめとは関係の無い人生を歩もうとし始めます。
 しかし3年次目、私はパワハラなどより再び心を病み、2年間の休職ののち会社を解雇されました。
 失職して生まれた自由な時間、高校卒業後の時代と違い、経済的に潤っている状態での自由な時間は私にゆっくりと考えることを許しました。
 私は改めて自分の人生を何に使いたいかを考え、苦く苛烈なものだったけれども、いじめに苦しんだ人生経験を活かしたいという自分の思いに気づきました。そして、いじめ問題に再び関わる決意をしました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?