女53にて決意

これから、大学に行こうと思う。

その前にせっかくアソウヒューマンアカデミーで学んだ日本語教師の技術。この学びの技術を活かさない手はない。おっちょこちょいで、アソウの先生から”おっちょこ”と呼ばれていた私。

社会人入試を受けるつもりだ。受験科目は、英語、小論文、面接だ。とりわけ英語はかなりのハイレベルを要求される。そこで、まさに今英検準一級を目指して毎日勉強している。

私は事情があって、大学を中退した。

いつか時間ができたらまた、大学に行って勉強したいと思い続け、今日まで来てしまった。
大学を出ていないというだけで、門前払いを受けたこともある。悔しかった。

受験する大学は、5年間で学士、修士まで取得できる特別なところだ。卒業(終了)後、自宅で情操教育に特化した(ノビノビじゅく)を開いている私がいる。日替わりで書道、茶道、華道、絵画、料理を教える。土と触れあう時間も作る。
私塾の経営の先輩でもある親友が協力してくれる、との事で大変こころ強い。

日本の教育改革の実践者になりたいのだ。教育システムの弊害は、ずっと言われ続けて来た。
世界的に見ても、いわゆる学歴社会なのは、韓国、中国、日本くらいのものだ。
かつて私が住んでいたドイツでは、子供の頃から将来どの仕事につくかをしっかりと決めていて、農業をやる人は、小学校を出てすぐに働き始める。働きながら、農業の専門性を高めていく。職人になる人も早くからマイスターのところに弟子入りして技術を磨く。
大学まで行く人は少ない。日本での中学校、高校が一緒になったギムナジウムに通って、その後、専門学校に行って働くのが一般的だ。
医師、教師、弁護士などになる以外は、大学には進まない。だから大学の数も少なく、しかも全部国立だ。大学の授業料なども無償である。
入試は存在しない。ギムナジウムの成績は必要だが、基本的に自分が行きたい大学に行くことができる。自分には合わないな、と思ったら、転学もできる。そのかわり、成績が悪いとどんどん退学になる。卒業するのが難しいのだ。

今年、ドイツが日本のGDPを抜いた。あの人口でである。
日本もかくありたい、と思うのだ。
新たな教育を本気で考え、私は実践とともに発信を続ける。より良き国を求めて、今日も私は書き続ける。

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