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家族写真-2-

どうしても残しておきたい
今を切り取って残しておきたい
写真館で、シャッターを切ってもらいたい

なぜか最近そんな気持ちがやけに沸き起こるようになった。

私には18歳の娘と、5歳の息子、夫 という家族がある。
夫とは再婚で40歳で息子を授かった。
娘はいわゆる私の連れ子、になる。

娘のことは、私が未熟だったばかりに、小さな頃からさんざん振り回してきてしまった。約10年間のシングルマザー生活、
それでも一緒にいてくれた。

今の夫は、本当に不思議な人で、
私の全部を受け入れて、大切に向き合って、笑いながら一緒に生きていってくれる。私のなかから、温かい感情が勝手にじわじわ沸き続いているようなパートナーだ。

息子を授かった時、娘と、夫と、妊婦の私で家族写真を撮ってもらった。
どうしても残しておきたかった。


今、息子が5歳となり、これまで彼の発するひとつひとつの言葉やしぐさで、私たちは、とてつもない愛おしさを味わわせてもらっている。

13歳も年の離れた娘と息子が声をたてて笑いながらじゃれあっている姿をみると、泣きそうにすらなる。



4人並んで、向こう側からシャッターを切ってもらう。
私の大切なものは、ここにあるんだと、再確認する。


写真館に、七五三なんです。
とオーダーしたって、よかったのかもしれない。
だけど、欲しいのは家族写真だったから、家族写真とオーダーした。

写真館の人も、何にもいわず、ただただ本当にあったかい写真を撮ってくれた。
プロって格好よかった。


さぁ、次家族写真を残したくなるのはいつ頃だろ。


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