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ロックンロールに感謝を ヘヴィーメタルに愛を

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自分の書いた音楽に関する記事をまとめています。
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2024年5月の記事一覧

虹世界ゆーてるけど頭の中はなんでかオレンジ色になるんよな。聖飢魔II/What's Happening

オレには宇宙のことはわからぬ。何?未だ膨張し続けているとか、しきったら今度は収縮するとか、星のそれぞれで環境違うとか、ロードオブザリングより壮大なファンタジーだよ。 そんなファンタジー空間を漂う曲、「What's Happening」。大教典「THE OUTER MISSION」以来のガッツリ宇宙。美しい曲です。 宇宙船のエンジン音のようなギターで始まり、そこに綺麗なキーボードが乗っかる。曲の主人公はコールドスリープだろうか、ずっと眠っていたようだ。目覚めにはうってつけの音だ

あっちいあっちいあっちいわ!だからソナタ聴いて涼もう。Sonat Arctica/Gravenimage

最近、noteの記事は仕事の空き時間にちょっとずつ書いている。そうすると大体2、3日で出来上がる。ちなみにこの記事は5月17日の午後3時に書き始めた。気温は25度。暑い。外仕事には堪える。だからSonata Arcticaを聴こう。Sonataがあればいつでも冬だ。 と、いうわけで今回の紹介はGravenimage。美しいキーボードで始まる。ひんやりする。鍵盤が氷でできているじゃなかろうか。落ち着いた歌声もいい。頭の中は雪原だ。ちらちらと雪が降り、少し風がある。 そうやって気

哀愁で全身がビチャビチャになる。SKiD ROW/Wasted Time

「18&Life」でセバスチャン・バックの虜になった人は多いんじゃないだろうか。ぼくは最後の高音でのびのあるシャウトにやられた。 「Wasted Time」は2ndアルバム「SLAVE TO THE GRIND」収録。やるせない一曲。どこか暗い所にいってしまった友を嘆く歌詞がセバスチャン・バックの高音のしゃがれたシャウトに乗って耳に響く。 ずぼらなもんで、歌詞の和訳を読むということをあまりしない。しようしようでしない。だからこの曲も歌詞を知ったのは最近。歌詞を知るまではグッと

そういやマリリン・マンソンが「フィクションだからリアルを描写できる」みたいなこといってたっけ。筋肉少女帯/大江戸鉄砲100人隊隠密戦記

「この物語はフィクションであり、時代考証などデタラメである。だが、デタラメでない時代などあるのだろうか?過去も、現代も」 筋肉少女帯のアルバム「君だけが憶えている映画」収録の「大江戸鉄砲100人隊隠密戦記」冒頭のセリフである。これに対するぼくの意見は「いやいや、そんなことないよ。世の中捨てたもんじゃないよ」だ。ったんだけど、多いよね、最近。もう捨てちまうかってこと。 曲中登場するは100人の鉄砲隊、倒幕の志士、メリケンのガンマン。迎え撃つは恨み持つ花魁の物の怪。マインド違う男

主語のない歌を聴こう。人間椅子/蛞蝓体操

アルバム色即是空がリリースされたのが去年の9月ですか。Amazonで予約したから当日に届いたってのに、紹介をここまで引っ張ったわけとは!書くのがめんどくさかったんである。書く気とか応援する気がないわけじゃないの。ただマンガも描いててさ、そっちに集中してたからさ・・・。 じゃ、読者が読む気なくす前にアルバムの話しよっか。 今回のアルバム、ジャケットが非常にカッコよく、手元に来る前からワクワクが止まらなかった。だから聞き始めは面食らった。これは、音がこもってる、前作までのド派手さ