見出し画像

神前式を選んだ理由

2か月ぶりの投稿になってしまった。
夫の番の時には、投稿を急かす言葉をかけてしまう意地悪い私だが、夫はこの2か月一切更新を促すことを言わなかった。自分が情けない(泣)


そんなこんなで日付は経ったが、先日無事に神前式を終えた。
私(たち)が神前式を選んだ理由はいくつかある。

一つは、披露宴などはせずに親族のみでの式だったこと。
色々な考え方はあると思うが、私の中で結婚式をする理由は自分のためというよりも家族のためというのが一番だった。
特に友人に祝ってもらいたい気持ちがあるわけでもなく、むしろ結婚式なんてせずに新婚旅行で盛大にお金を使った方がいいと思っていたくらい。
だけど、両親や祖父母に晴れ姿を見せ、喜んでもらうのも悪くないなと最終的に思った。

二つ目は、何度か招かれた友人の結婚式(すべてチャペルでの式)に、余り魅力を感じなかったこと。
何がと言われても好みの問題だから何とも説明がしにくい。もちろん毎回披露宴は感動して涙してしまう私だが、だからといってこの式を私もやりたい!と思えたものには出会えなかった。
チャペルでの式は私にとって、あまりしっくりこないのかもしれないと、結婚式に行くたびに感じるようになっていた。

三つ目は、いつかの旅行でたまたま訪れた神社での神前式が素敵だったこと。
白無垢で歩く花嫁さんが、とても美しく、太鼓や笛の音はいつも以上に神聖なものに聴こえた。そのまま誰かも知らない神前式を傍からじっと見つめ続け、初めてかっこいい式に出会えたと思ったのだ。

四つ目は、あまりみんな考えないと思うが(意外と私の中では重要だと思っている)、私たちの顔の系統的に袴や白無垢の方が似合っていたこと。
私たちの夫婦の顔はいわゆる、今時の顔ではない。
一言でいうと、いもっぽいと言うのが近いかもしれない。良く言えば、おじちゃんやおばちゃんからは、「べっぴんさんね!」「男前やね!」と声を掛けられやすい、そんな顔。だから悪くはないのだが、なんせ昔の世代の人に好かれる顔ということだ。昔はコンプレックスだったが、むしろ誰ともなかなか被らない顔だと思い、最近では好きになってきた。
そんな訳で、タキシードやドレスも悪くはないが、和装の方が断然似合っていた。


結婚式しない選択も全然あったと思うし、夫婦によって考え方はそれぞれ。
ただ、式を終えて振り返ってみると、やはりやって良かったと思う。
それは、色々と悩む私に夫が常に一緒に考えてくれたことも大きかった。
一つの大きな区切りを終え、やり遂げたことで、またさらにお互いの愛が深まったようにも感じる今日この頃だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?