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いま、世界で起こっているインフレ(BS世界のドキュメンタリーを観て)

何だか、生活者として日本で生きてて感じる物価高。気になり、撮り溜めていた中で、今回はこの番組をチョイスしたです。

ウクライナ危機により、原油や天然ガスの価格が上がる→製造業は輸送コストや原料費が上がる→結果、商品が値上げ→(例えば、農作物でいう小麦の値上げが起こる)→その価格の変動で利益を上げようと投資家たちが参入→小麦の価格上昇がさらに加速。。ということが起こっているらしい。そこに、コロナ収束による、一部の経済活動が活発になったり(対してまだまだな業界があったりのアンバランスなど)、それはそれは色んな要素が複雑に絡んでこんにちの「インフレ」は引き起こっている、らしい。

70年代のドイツで起こったインフレでは、労働者たちが立ち上がり、企業に賃上げを要求→会社側がその要求を飲み、それらがいい動きとして国中で広まり賃上げを後押ししたが、現在起こっているインフレは、労働者側の要求に対してかなりシビア。。ドイツの自動車工場での話が出ていたが、15%から20%の賃上げ要求に対して、企業側は8%の賃上げで手を打つ方針だとか。(だって、人間じゃなくても出来るようになってきてるし、人間よりも優秀でよく働くAIのほうが安上がりだったりするし。)

トルコでは、トルコリラの暴落→ヒーヒー言いながら人々は生活。海岸で一日中魚釣りをするトルコ人男性にインタビュー。「もう、仕事だけでは食べていけないので、今は海岸で朝から晩まで釣りをして、その魚を売って生活の足しにしている」とか。

結局、割を食うのは国民だし、貧しい生活を強いられるのは低賃金の労働者たち。その仕事は近いうちにAIに取って代わられ、人々は食うために「漁」に出る事になるのか。。または、山の民になり、木の実や山の幸で生計を立てるか。。

過度なインフレは数年後にたくさんの「飢餓」を生み、人口減少がより加速。。まさか、「労働者」という人種(個体種)が現実に「絶滅」に追いやられるような時代が来ようとは、想像出来なかった。しかし、そうなるのだろう。

世界中でも、何なら他でもないここ日本でも、「替えの利かない、必要有効な人材」になることが求められる。って、どうすりゃいんだか。。まあ、ダイナミックでシビアな5W1Hを設定したビジネスを、具体的に推し進めるほかないのかしら。

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