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「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」海外ドラマにハマる。

国内外問わず、ドラマなんてここ20年まともに見てない。いや、これまでの生涯でも真面目に見たのは数本か、という。。そんな私がハマったのがこのドラマ。
「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」(Apple TV さんのやつ。)

私がハマった理由は、率直に物語の起伏や感情の動きが「丁度いい」のです!!登場人物は善良なナイスガイばかり!(そんなナイスガイたちも、色んな人生や背景を背負って生きてきたからこそ、他人にも優しくできるのだ)エグいくらいの悪人はおらず、悲壮な展開で煽って煽って、「次週に続く」のパターンな日本ドラマ(それが苦手で私は長きに渡り見るのが何となく億劫だった)のそれはなくて、とても淡々と、こちらも「安心」して見てられる。

 メンタルヘルスや人種差別、家族・親子関係の件など、現代に当然に存在する複雑な問題も登場するものの、殊更に脚色してドラマティックに取り扱うでなく、「そこに存在する課題」として、当事者に対してまわりの優しい人達が寄り添い、解決して物語は進んでゆく。そういうところがとても「素敵」なドラマなのだ。

サッカーチームが舞台の話なのだけれど、オーナーも監督も選手もコーチも、それぞれの持ち場で個性や私生活もまんま生かしながら、お互い思うことを言い合って、衝突したり仲直りしたりそして良くなっていく。。その姿が物凄く当たり前で、「素敵」なのだ。

素敵という言葉、の「素」は、ニュートラルというか、ナチュラルという「素材そのもの」な意味だし、「敵」はここではエネミーでなくて「匹敵」の意味、「イコール」というか、釣り合う、的な意味だとすると、「元の味を存分に生かした状態」なのだと思う。

背伸びしたり隠したり、嘘をついたりして自分を大きく見せようとすると、不和が生じる。何も問題を抱えていないと思えた主人公も悩み、心が乱れ、トラブる。人生とは、そういうものだ。助けを求めてもいい。周りの人を頼ってもいい。

あと、このドラマで印象的なのは、謝罪に対して、受けた側は「許す」事。後々ズルズルと引きずらず、「許す」と、キッパリその謝罪に対して受け入れる。それがとても見ていて気持ちよく、清々しい。

人間、素直が一番。今の自分を受け入れて、周りも頼って、困った人がいたら声をかけて、自信を持ってやっていけばよいのだ。そんな当たり前を、とてもスマートにまとめている。日本人が見ても全然面白いドラマでした!シーズン3が、楽しみでならない。。


 

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