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お人好しと綿菓子

GW中にボランティアに行ってきた。
疲れた。

蛇さんは意識高い系ではなく、私と同じでお人好しなだけです。

頼まれると断れない人です。
私も「困ってる」と言われると困ってるのか…どこも人が集まらないよなーと察してしまい気の毒になるのよね。

私「お金持ちのおばあさんが、この犬は非常に賢い。しかしこの犬はおっとりしていて、お人よしであると言ってたよ」

蛇「あー、よく言われます笑」

バカって意味です。

お金持ちのおばあさんは、発言に気をつけてるから 、こういう風にお気持ちを表明するんよ…

はじめて聞いたときは、皮肉が効いててニヤニヤしたわ。。

私「言われるんだ笑」

「はい」

綾野くんと青君は言われないです。

蛇「津和さんは?」

私「言われないよ」

蛇「綾野くんは、津和さんに言わない?」

私「あ〜言います」

蛇「うん」

青くんには「お前バカなの?」と言われる。

同じ意味だったのか!
頭の中で、つなげて考えていなかったです。
賢さと愚かさは、いつも紙一重だからな〜。

そして綾野くんは、私によくお人好しと言うわ…

綾野君は、お金持ちで育ちはいいです。
フル虐待と、セルフネグレクトで大人になったけど…
あれバカの意味だったんだ。

それもつなげて考えてなかった。
意味は知ってたのに…

蛇「バカにされたくないけど、バカにされてもいいです」

私「あー、わかる」

蛇「俺には俺がついている」

私「大事だね。勝負師だね」

蛇「うん」

6月に再開するねとレペゼンの話した。

なんか最近、蛇さんは顔が変わってきた。
精悍な顔つきになってきた。男の子は半年会わないと容姿が、めっちゃ変わります。

なんか寂しい。

蛇さんとは、あと半年か1年の付き合いです。1日1日が大事なんだろうなー。

私「男の子は急に成長する」

蛇「あー、そうかも」

私「あっという間に大人になるよね」

蛇「小さい時は女の子の方が背が高いから、何でも女の子に負けちゃうんですよね 。でも高校生になると体力面では女の子に負けなくなる。まー、今の時代は禁句ですけど。俺がオリンピック選手の女性に勝てるわけはないし…」

蛇「悪くとらないでくださいね。可能性なら俺が守ってあげたいみたいな意味です」

私「わかるよ。言葉狩りはしない主義だよ」

蛇「うん」

蛇「今日はハーフアップなんですね」

私「あ〜」

お互い無言。

蛇「俺は津和さんを男顔だなと思ったことは一度もないんですけど、確かに一つ結びより雰囲気が柔らかい」

無言で、シュシュで髪の毛を一つに結んだ。

蛇「ぶっ笑」

前、私はハーフアップが1番可愛いと蛇さんに言ったことがある。

綾野くんによく言われる。

そしたら蛇さんに「俺と会う時は、いつも後ろで結んでる」

「そうだよ」
という謎の不穏な空気がありました。
もう1年前なのか…

蛇「ありがとう」

無視した。

二人で土手でラムネを飲んだ。
大きな木陰しかないです。

私「木陰は涼しいよね。誰にも見つけられずに生きていきたい」

蛇「あはは」

私「手が、まだまだベタベタします。洗ったのに」

蛇「服の繊維まで甘いです」

私「あはは」

綿菓子を大量に作ったからね。

私「髪も顔も砂糖まみれ」

蛇「あはは」

私「冬ならまだしも」

蛇「ですね」

蛇さんはラジオの話をしてた。

私「ねぇ、今楽しい?」

蛇「あー、すみません。マニアックで…」

私「いや、私は楽しいよ」

蛇「そうなんですか?」

私「うん」

蛇「良かったです」

いや、質問に答えろよ。

もういいや…
なんか眠い。

木々の葉がザワザワしてた。

涼しい〜