リハビリしなきゃ
好酸球性多発血管炎性肉芽種症 闘病記その15
退院後は病院ではリハビリサポートは一切してくれないと言う つまり自分で努力するのみ
リハビリはとても辛い事 痛いからやりたくない
だるくて起きれない 薬で眠い
そもそも頑張ってリハビリしたって治る保障なんぞ無い
だけどこのまま何もしないと本当に寝たきりになってしまう 何らかの目標なり生きる意味が見えていないと
頑張れない そんなに強くない
その頃、退院したらパンケーキ食べに行こう！と約束していた友人達と数ヶ月ぶりの再会
変わり果てた私の姿に結構ショックを受けた事でしょう
プレドニンでパンパンの顔に車椅子での登場
毎日トンカチ振り回して靴底叩きまくっていたあの私は
カップが持てずお顔を近づけてお茶をすすり
フォークが重くて持てず
持参したプラスチックのフォークをグーで握る私
みんなめちゃくちゃ励ましてくれたし
急に入院しちゃって知らなかった
その間に起こったあれこれの話に爆笑し
仕事の話は、何も出来なくなった自分がいかに無能である事を改めて自覚した
だから皆んなに置いて行かれたくなかった
１日でも早く止まった時間を取り戻したいと強く思った
友人に会えた事でアドレナリンが出て
めでたく頑張りたくてたまらなくなった
歩くリハビリは基本少しづつお散歩をするに限る
問題は手
指を動かし続けて力を付けたいと思い
始めたのがビーズアクセサリー作り
元々好きでやってたので楽しくかつ細かい作業
ワイヤーが切れなかったり、震えてビーズが全然掴めなかったり今までの何十倍も時間がかかる
イライラする！忍耐修行
でも不思議と楽しい 時間はかかるが出来ない訳ではないし、完成する達成感がある
新しい技術にも挑戦してビーズ織りのテクニックも
マスターした
これが結構ハマりまして
図面を作成するのがややこしくて超楽しいし
編む工程も難しくて楽しい
集中してると眠気も飛んで ずっと熱中できた
ビーズ織「国士無双13面待ち」は流石に心折れそうに
なったけど 達成感は癖になる
最終目標は
靴の仕事に復帰する事
私はもう一度靴が作りたい
