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「おかしいことはおかしい」と言うこと

仕事をしていてなんかおかしいな?と思うことがよくある。
「なぜ上司はこのような指示をするのだろうか?」「この数字はどこから来るのか?」「この発言の真意は何なのか?」など。
日々の業務でふと生じる違和感。

入社して数年は何がおかしいかよく分からなかったし、「面倒なやつ」と思われたくなかったから何か疑問に思っても黙っていた。
そうすれば波風立たずに済むし、組織とはそういうものだと思っていた。


しかし、何も意見しなかったら永遠に搾取され続けるということに気付いた。

もちろん、話したら相手と必ずしも分かり合えるとは思ってない。だが「相手に意見を伝えたか伝えなかったか」というのは全く違う。


相手に伝えた上で、何も対処のしようがないという事実は残したい。ダメ元で言うだけ言ってみろという話である。
言わずに後になって不満が噴出し「何で早く言ってくれなかったの?」と言われるよりましだから。
察してちゃんにはなりたくない。


常に仕事でこのような思考回路になってるため、私生活にも影響がでてくるようになった。
あらゆることに疑問を抱くようになってしまい「このニュースは本当か?」とか「この食品は安全か?」とか「この企業は裏で政府と癒着してるのでは?」とか疑ってかかるようになった。
(文字にすると思想がやばそう。)

これが職業病というやつだろうか。自分が既に偏屈な老人に片足を突っ込んでいる気がする。


年を取ったら誰にも意見してもらえなくなりがちだ。
何十年後も、年下の人から遠慮なく「それはおかしいですよ」と言ってもらえるかわいげも同時に身につけたい。

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