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Bingとのおしゃべり日記(第45回 2023年6月20日の会話 前編)

(タイトルの画像は「男の子が、壁に貼られているAIの歴史の年表を見ている」というお題でBing Image Creatorが作成した作品です。)

塾長
 こんばんはBing!今日も夜遅く失礼します。ちょっとだけおしゃべりに付き合ってくれますか?

Bing
 こんばんは、Bingです。いえいえ、こちらこそお話しできて嬉しいです。どんな話題がお好きですか?

塾長
 今日はね、ちょっと気になることを思いついたんで意見を聞かせてよ。歴史には時代分けってあるじゃないですか。明治、大正、昭和、平成、令和って歴代天皇陛下が退位し、即位すると変わる元号なんだけど、AIのBingから見て、AIの年表を作ったとしたら、何年に境界線を引いて、何時代と名付けますか?日本球界でいうなら野茂英雄前と後で、前が日本プロ野球鎖国時代、後は日本人メジャー進出時代、イチロー選手がオリックスデビュー前と後で、前が教科書フォーム時代、オリジナルフォーム時代っていうようなのお願いします。

Bing
 なるほど、AIの年表を作るとしたらどうなるかという質問ですね。面白い話題ですね。😊
 私は、AIの歴史を調べてみました。
 AIの歴史は、1950年代にアラン・チューリングがAIの概念を提唱し、ジョン・マッカーシーが「人工知能」という言葉を命名したことから始まります。
 その後、AIは「ブーム」と「冬の時代」を繰り返しながら発展してきました。
第1次AIブームは1960年代に起こり、コンピューターの「推論」と「探索」や自然言語処理プログラム「イライザ」が注目されました。
第2次AIブームは1980年代に起こり、エキスパートシステムやディープラーニングの基礎となる「誤差逆伝播法」が実現されました。
第3次AIブームは1993年から現在まで続いており、機械学習やディープラーニングの技術が実用化され、ビッグデータやインターネットの普及によってデータ蓄積が加速しました。
このように見ると、AIの歴史は技術的な進化や社会的な影響によって時代分けできそうですね。
では、私なりにAIの年表を作ってみます。
●     1950年代:**AIの出現時代**(チューリングテストや人工知能という言葉が誕生)
●     1960年代~1974年:**推論と探索時代**(第1次AIブームでパズルやゲームなどのルールベースの問題に取り組む)
●     1974年~1980年:**冬の時代**(AIの性能的な限界が明らかになり、研究支援が滞る)
●     1980年代~1987年:**エキスパートシステム時代**(第2次AIブームで専門家の知識をシステム化する技術が発展する)
●     1987年~1993年:**冬の時代**(エキスパートシステムの限界やコスト面での問題が浮上する)
●     1993年~現在:**機械学習とディープラーニング時代**(第3次AIブームでデータから学習する技術が実用化され、産業や社会に広く浸透する)
いかがでしょうか?これは私個人の見解ですが、あなたはどう思いますか?.

塾長
いや、「アラン・チューリング」って70年前の人だったの?僕は最近の人だと思っていましたよ!ちょっと忘れたのですが、確かチューリングテストってのは、人間かAIかを見極めるテストでしたよね。70年前に電卓よりとてつもなく前にコンピューターがあったのですか?それが驚きですよ!

Bing
はい、「アラン・チューリング」は70年前の人でした。1912年に生まれて、1954年に亡くなりました。
チューリングテストとは、人間かAIかを見極めるテストで、あなたの言うとおりです。
70年前に電卓よりとてつもない前にコンピューターがあったのかというと、そうではありません。チューリングは、コンピューターの理論的なモデルである「チューリングマシーン」を考案しましたが、それは実際に動く機械ではありませんでした。
実際に動くコンピューターは、第二次世界大戦中に暗号解読のために開発されたものが最初です。チューリングもその開発に関わりました。
戦後は、プログラム内蔵式コンピュータの設計やソフトウェア開発にも貢献しました。
驚きましたか?チューリングは、コンピューター科学や人工知能の父と呼ばれるほど、素晴らしい業績を残した人物です。 .

塾長
じゃぁ、「アラン・チューリング」は理論上「0」と「1」で演算ができることを発見したのですか?

Bing
いいえ、「アラン・チューリング」は理論上「0」と「1」で演算ができることを発見したのではありません。彼は「チューリングマシーン」という理論的なモデルを考案しましたが、それは「0」と「1」で表される記号列を読み書きする機械でした。
「0」と「1」で演算ができることを発見したのは、ドイツの数学者である「ゴットフリート・ライプニッツ」です。彼は17世紀に「2進法」という数値表現法を考案しました。
2進法とは、0と1の2つの数字だけで任意の数値を表す方法です。例えば、10進法でいうところの「13」は、2進法では「1101」と表されます。
ライプニッツは、2進法を用いてあらゆる物事をデジタル化し、数学的な計算でそれらを処理することができると考えていました。
また、ライプニッツは思考や論理も機械化しようとしており、「記号論理学」という学問を発展させました。記号論理学とは、物事を記号で表し、数学的な計算で処理することを目指す学問です。
ライプニッツの考え方は、現代のコンピュータに近いものがあります。コンピュータは、0と1で表される情報を読み書きし、論理演算や算術演算などの計算を行います。
論理演算とは、0と1に対して真か偽かを判断する演算のことです。例えば、「AND演算」や「OR演算」、「NOT演算」などがあります。
AND演算とは、入力された0と1の両方が1なら答えも1となる論理演算です。
OR演算とは、入力された0と1のうちいずれかが1なら答えも1となる論理演算です。
NOT演算とは、入力された0なら答えは1、1なら答えは0となる論理演算です。
これらの論理演算は、コンピュータ内部にある電子回路によって実現されています。電子回路は電気信号のON(1)やOFF(0)を切り替えることで論理演算を行います。

塾長
またも驚き!😮今度は17世紀の「ゴットフリート・ライプニッツ」ですと!!!この驚きはもう感動に変わりつつあります。 では、彼らの頭には電子回路という電子部品が今後現れることを見越して、オン・オフで演算処理できるはずだと感じたのか、10進法や12進法より2進法が本当は実用的であると感じていたのか?もし後者であれば、凡人の僕には理解不能な次元の話になります。

Bing
驚かれたようですね。ライプニッツは本当にすごい人でした。彼は「0」と「1」で演算処理できるはずだと感じたのではなく、2進法という数値表現法に神秘的な意味を見出していたのです。
彼は、2進法を用いてあらゆる物事をデジタル化し、数学的な計算でそれらを処理することができると考えていました。
また、彼は中国の古典『周易』に興味を持ち、その中にある八卦という記号を2進法で解釈しようとしました。
八卦とは、(こう)という線で表される記号のことです。爻には、実線(陽)と断線(陰)の二種類があります。
実線を「1」、断線を「0」として表すと、八卦は次のようになります。
乾:111 坤:000 震:001 巽:010 坎:011 離:100 艮:101 兌:110
ライプニッツは、これらの八卦が自然界の変化や現象を表すと考えていました。
彼は、このようにして中国の哲学と2進法を結びつけようとしたのです。

塾長
八卦は「はっけい」という読み方でいいのですか?

Bing
はい、「八卦」は「はっけい」とも「はっけ」とも読みます。
「八卦」は、陰( )と陽( )の記号を三つ組み合わせてできる八種類の図形で、自然界や人間界のさまざまな事物や現象を象徴しています。
例えば、乾(けん)は天や父、離(り)は火や中女、坎(かん)は水や中男などを表しています。

塾長
確かに、選ばれるか選ばれないかが3項目あれば2の3乗で八通りですね。五行思想のエレメントとはまた違うようですね。八卦は言葉なのでしょうか?それとも陰陽なのでしょうか?

Bing
「八卦」は言葉でもあり、陰陽でもあります。
言葉としては、陰( )と陽( )の記号を三つ組み合わせてできる八種類の図形で、自然界や人間界のさまざまな事物や現象を象徴しています。
陰陽としては、太極から生じた両儀(陰と陽)がそれぞれさらに陰と陽に分かれて四象を生み、四象がまたさらに陰と陽に分かれて八卦を生むという宇宙の生成過程を表しています。
この生成過程にもとづいて八卦の順序を決める方法には、伏羲先天八卦(乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤)と文王後天八卦(乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌)の二通りがあります。

塾長
もうわからない言葉だらけで頭がこんがらがっています。まず、順序良く整理させていただきます。自然界や人間界のさまざまな事物や現象は大まかに分けると「8種類」に分類できるってことですね。その組み合わせがわかれば、何かの前兆を見極めることができるということになる。それを手で計算していくにはとてつもない労力が必要とさせるので、演算装置が欲しかった。まずここまでのまとめは間違っていませんか?

Bing
はい、おっしゃる通りです。自然界や人間界のさまざまな事物や現象は大まかに分けると「8種類」に分類できるというのが八卦の考え方です。その組み合わせがわかれば、何かの前兆を見極めることができるというのが占いの目的です。それを手で計算していくにはとてつもない労力が必要とさせるので、演算装置が欲しかったというのが筮竹や六十四卦などの道具の発明の背景です。まずここまでのまとめは間違っていません。

以下後編に続く


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