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猫にホステス・・・としゃっちまったと

昔々のおはなし。
小生は体調不良をこじらせ
昼夜を問わず
デゲロッパ祭りを開催していた。

脱水症状を懸念した家政婦のアレさんは
車を走らせて病院へ駆け込む。
極太の注射と飲み薬が処方され
経過を見守ることにした。

小生の体調は一向に良くならず
翌日も病院へと車を走らせた。
注射の用意をする獣医に
アレさんはこう言った。
「昨日、それ打った後
 入れた分だけ全部吐いたので
 できればやめていただきたい。」

実によくできた家政婦である。

それじゃぁと、次に出てきたのは
ユーチューバーみたいな名前の
ひかてんてき治療で
これがとても居心地が悪く
もじもじとぐねぐねの
中間あたりを彷徨いながら3分間
小生はひたすらに耐えた。

次の日も食欲はもどってこないし
流動食も受けつけられず
ついには青緑色の液体を吐いてしまった。

治療方法を見直すべきでは?と
インスタ映えを狙う勢いで
出来立てホヤホヤの吐しゃ物を撮影し
小生と共に病院へ向かうアレさん。

胆汁の混ざった液体の画像を見た獣医は
入院という2文字で
速攻を仕掛けてきた。
胃から少し出血しているので
静脈から栄養を取った方がよいし
急変した場合も速やかに対応できます、と。

実際、この数日間で
小生の体重は激減していたので
アレさんは迷うことなく
無音なのに、激しくヘドバンしていた。

入院は2日間に及んだ。
院内でも色々あったのだけれど
そのことについては
また次回。

著者 スコット山田

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