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長編小説「10」 完結済み

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連載していた「10」という小説をまとめました。前作「49」の続編になりますが、読んでいなくてもわかる内容になっています。 創作大賞応募用に書いたあらすじが第1話の前にありますが…
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記事一覧

「10」第1話

あらすじ 貧困街に暮らすヒスイ。ある日スリの帰りに出会った奇妙な少年に、見たことのない金…

ヒツジ
2か月前
2

「10」第2話

【知るということ】 「おええええええええええ!」 「はっはっは。初めてでフルスピードはや…

ヒツジ
2か月前
6

「10」第3話

【幸せな一皿】 アジトに連れて行かれた日の夜。俺は広間に集められた人達に新しい仲間として…

ヒツジ
2か月前
1

「10」第4話

【視界の先】 「はっはっは。それは災難だったな」 夜、アジトに帰ってきたトーカに昼間のソ…

ヒツジ
2か月前

「10」第5話

【覚悟と涙】 翌朝はまだ薄暗いうちからの出発となった。イッカとウノに挨拶してから行きたか…

ヒツジ
2か月前
1

「10」第6話

【鬼ごっこ】 「ヒスイ、おかえり!」 「お帰りなさい!」 アジトに着くなり、イッカとウノ…

ヒツジ
2か月前

「10」第7話

【強さと優しさ】 「というわけで、こちらがお前に稽古をつけてくれるアルアさんだ。」 「中央に行く時に一度会ったな。アルアだ。よろしく」 「…よろしくお願いします」 鬼ごっこから1週間。トーカが約束を守って連れてきた護身術の専門家は、ニセ星の子事件で運転手をしてくれた女性だった。 「アルアは普段は運転手してもらってるけど、実は元軍人さんで近接戦のエキスパートなんだよね〜。いや〜、いい先生に恵まれたね〜」 「怪我をして退役したが、教えるのには問題ない。安心してくれ」 「あ、

「10」第8話

【守って繋いで】 久しぶりの貧民街だ。 俺がいた所とは別の場所だが、肌に絡みつく空気は変…

ヒツジ
2か月前

「10」第9話

【共犯】 子供達を攫っていたのは教会の過激派の人間達だったらしい。 過激派というのは、教…

ヒツジ
2か月前

「10」第10話

【突然ですが風邪をひきました】 「う〜あつい〜」 「熱が高いね。疲れがでたかな」 見せら…

ヒツジ
2か月前

「10」第11話

【過去の亡霊】 「もう無理だ………」 風邪ひき事件から早1週間。俺は次の日にはすっかり回…

ヒツジ
2か月前

「10」第12話

【ニセモノ】 ここはとある街の仕立て屋。 眼鏡をかけた男性がメジャー片手にどんどん俺のサ…

ヒツジ
2か月前

「10」第13話

【手繰る】 「いいね〜。それっぽ〜い」 「衣装の力だな」 仕立て屋に頼んでた服が出来上が…

ヒツジ
2か月前
1

「10」第14話

【私の選ぶ方法は】 「そうか。わかった。ああ、あとで」 次の日の朝、朝食を食べてるとトーカに連絡が入った。掌くらいの大きさの玉に向かって何か話している。 「なあ、クキ。あの玉は何なんだ」 「あれはヒスイくんが昨日使った玉と同じものだよ。遠くに離れた相手と会話できるんだ」 「へえ〜。便利だな」 「教会や軍でも同じものが使われてるけど、うちにも技術者がいるからね。あれはうちのお手製。あとで使ってみる?」 「いいのか⁉︎」 「いいよ〜。俺のからトーカのに繋いでみイタッ」 「こ