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あらすじ 貧困街に暮らすヒスイ。ある日スリの帰りに出会った奇妙な少年に、見たことのない金…
【知るということ】 「おええええええええええ!」 「はっはっは。初めてでフルスピードはや…
【幸せな一皿】 アジトに連れて行かれた日の夜。俺は広間に集められた人達に新しい仲間として…
【視界の先】 「はっはっは。それは災難だったな」 夜、アジトに帰ってきたトーカに昼間のソ…
【覚悟と涙】 翌朝はまだ薄暗いうちからの出発となった。イッカとウノに挨拶してから行きたか…
【鬼ごっこ】 「ヒスイ、おかえり!」 「お帰りなさい!」 アジトに着くなり、イッカとウノ…
【強さと優しさ】 「というわけで、こちらがお前に稽古をつけてくれるアルアさんだ。」 「中央に行く時に一度会ったな。アルアだ。よろしく」 「…よろしくお願いします」 鬼ごっこから1週間。トーカが約束を守って連れてきた護身術の専門家は、ニセ星の子事件で運転手をしてくれた女性だった。 「アルアは普段は運転手してもらってるけど、実は元軍人さんで近接戦のエキスパートなんだよね〜。いや〜、いい先生に恵まれたね〜」 「怪我をして退役したが、教えるのには問題ない。安心してくれ」 「あ、
【守って繋いで】 久しぶりの貧民街だ。 俺がいた所とは別の場所だが、肌に絡みつく空気は変…
【共犯】 子供達を攫っていたのは教会の過激派の人間達だったらしい。 過激派というのは、教…
【突然ですが風邪をひきました】 「う〜あつい〜」 「熱が高いね。疲れがでたかな」 見せら…
【過去の亡霊】 「もう無理だ………」 風邪ひき事件から早1週間。俺は次の日にはすっかり回…
【ニセモノ】 ここはとある街の仕立て屋。 眼鏡をかけた男性がメジャー片手にどんどん俺のサ…
【手繰る】 「いいね〜。それっぽ〜い」 「衣装の力だな」 仕立て屋に頼んでた服が出来上が…
【私の選ぶ方法は】 「そうか。わかった。ああ、あとで」 次の日の朝、朝食を食べてるとトーカに連絡が入った。掌くらいの大きさの玉に向かって何か話している。 「なあ、クキ。あの玉は何なんだ」 「あれはヒスイくんが昨日使った玉と同じものだよ。遠くに離れた相手と会話できるんだ」 「へえ〜。便利だな」 「教会や軍でも同じものが使われてるけど、うちにも技術者がいるからね。あれはうちのお手製。あとで使ってみる?」 「いいのか⁉︎」 「いいよ〜。俺のからトーカのに繋いでみイタッ」 「こ