今、離婚しても私と結婚したい人ってもういない?
何か気に入らないことがあると
「もう、離婚したい‼︎」
と、言えばなだめてくれる夫がいた。
現実、離婚となれば
子供を抱えながらどのように生活していくのかなど
考えもせず、相手を試す、そして自分の要望を通すための
ただのセリフである。
それがこの頃では
もう、このセリフは怖くて使えずにいる。
鏡の中の自分をみて
離婚を言い渡されるのは稼ぎがある夫ではなく
外見が衰えた自分の方が相応しいのではと思うからだった。
初めての子供を産んだ当時は
独身時代に比べ身なりに構うことなく
家で過ごす自分の姿に幻滅されはしないかと
心配したものだが
今となっては、くたびれた部屋着で
アートメイクにかまけて化粧もせず
やっつけ家事をする太々しい主婦が見ると
その姿は
ハッとするほど
美しく尊いものだった様に思う。
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