ーー⚪︎⚪︎年前の写真ーー
インスタで上がってくるアーカイブ写真。

子供が小さくて可愛くて、今再びアップしたいものもあれば
若く眩い自分の姿が今とあまりにも違って
そっと画面を伏せたくなることもある。

40代を生きていて感じること

それは

美しくいるためにはまず「経費」が必要ということである。

内面の美しさが。。。
あるがままの魅力が。。。

そんな声が聞こえてくるが
リアル40代を走る女性はそれを全力で否定する。
50代はもっとかもしれない

これから中年女性が美を更新しようとするには
間違いなくコストがかかる。

ネイル
ヘアサロン
エステ
インナーケア(サプリ)
スキンケア
そして心の平穏

今となっては
ひと財産費やしたかもしれない
化粧品に関しては
全てを医療美容のコストにかけたほうが良かったのではないかと思うが

デパコスの与えてくれるトキメキは
内容成分には記載されていない。

医療美容、ハマれば沼だというが20代よりも40代の今のほうが実感がある。
何もトラブルを感じていなかった肌にも興味本位でレーザーを当てていた自分の
耳元で囁きたい。

「そのお金、大事にしなよ」

20代。
付き合うとどの彼氏もある程度長く続いた。

送り迎えをしてくれるのはもちろんのこと
現金をくれる彼や
お弁当を作って職場に届けてくれたり
シャネルやエルメスは今の半分以下の価格で手に入ったこともあり
誕生日やクリスマス、リクエストした以上のものをプレゼントすることで
喜ばせてくれる人とお付き合いしていた。

なかにはローンを組んで時計を買ってくれた彼もいた
その彼はDJだったかな、と思いだす。

その役割を今は1人で引き受けてくれている夫。

これ以上彼にコストの面でも負担をかけ続けることは気が引けたし
美容クリニックへ月に一度通っていることは
何となく彼に隠していた。

こんなにもお金を遣っているのかと思われたくない、
というよりも
何もしていないのに
ずっと若くて綺麗な
「ナチュラル美人嫁」
と思われたい気持ちが断然強い。

推し活にハマったり
または婚外恋愛をしたりする女性も少なくない中で
まだまだ夫に好きでいてほしい
可愛いと思われたい心が自分を支配していることは
幸せなことなのか

これは夫への愛なのか
それとも
何歳になっても愛されている自分への満足感なのか。。。

おそらく両方だろう

それを満たすためには
子供たちを育てながらも
自分磨き費を確実に稼ぐ必要がある



続く






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