大玉トマトは雨よけなくても栽培できる?(教えてほしい!)
さてさて、そろそろ梅雨の季節で、今日(5月13日)も冷たい雨が降り続いているが、当農場では夏野菜の定植(育苗ハウスから畑の移植)が目白押しである。また、この季節は田植えも同時進行でやっているため、毎日ヘロヘロのドロドロという感じで、1年で一番忙しい時期かもしれません。
トマトという作物は南米から伝わった作物で、乾燥を好みます。本来は日本のような雨が多く、湿度が高い気候には合いません。特に梅雨の前後に雨に当たり続けると病気が出やすいです。厄介なのはウィルス性の病気が出ると伝染し、最悪の場合は全滅してしまいます。したがって、多くの農家さんはトマトの大玉はハウス内かビニールの雨よけを使って、水に当たらないように工夫します。
私のところではビニールは使わない主義なのですが、トマトの大玉だけは病気になってしまうため使っています(上記の写真)。原種の種どりできる品種を使っているのですが、露地で雨よけを使わないと収穫までできません。ミニトマトは雨よけをしないで露地で栽培しています。しかし、それは病気にかかっているものを排除しながら、病気にかかりつつある株を残しながら収穫するという方法で、雨よけをしないと病気にはかかりやすいようです。ビニールを使わないという意味では大玉のトマトも露地でミニトマト同様に栽培してみる(挑戦する)ことも考えたりしていますが、夏場の主役(現金収入という意味でも→苦笑)の大玉トマトはどうしても収穫優先となります。
全国には農業の猛者がたくさんいると思います。トマトを露地で雨よけなしで栽培する方法、ご存じの方がいれば是非、是非ご教示ください。ちなみに、私が20年前に研修していたところでは、大玉トマトは雨よけをしていませんでした。しかし、記憶が定かなら、それは上述のような病気にかかっていくものに実がついたトマトを収穫していたように思います。
まだまだ、研究と挑戦が必要です!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?