見出し画像

四葉(すーよう)キュウリ

もともとの土質か私の技術力のなさか、ウリ科の作物には毎年苦戦する。ちなみに、今年はウリ特有(?)の虫のウリハムシが多く、ズッキーニやカボチャは定植早々に消滅した。まあ、よくあることだ。そもそも、毎年ウリ科の作物には苦労する。これは上述のように土質の問題もあると思うが、感覚としては多くの苗を定植し、生き残ったものを収穫するという感じだ。ちなみに、キュウリについては苗ではなく、直播きで栽培する方法もあり、今の時期からはそうする。多くて3回ぐらいに分けて時間差で種まきをすると、夏過ぎまで収穫可能だ。

キュウリは色々な品種があって試してきたが、私のところでは四葉キュウリが主流(霜知らずも作る)。最近はキュウリもF1種の個性のないものが多く、お客様の中には「キュウリがキュウリの味がしない」という方が多いが、そういう意味では四葉キュウリは本来の味があるように思う。たぶんこういった固定種の野菜が作られなくなってきた理由の多くは、形や大きさにばらつきがあるからだろう。流通を加味して同じような形のものが好まれて作られているように思う。箱に入れやすいなどの理由だが、味という個性はないがしろにされているように思う。四葉は非常に大きくなったり、イボが多かったり、先祖がえりで苦くなったりするが、キュウリ本来の味としては美味だと思っている。

今年もなんとかここまで育ったのでもう一息という感じだ。一番花を落としたり、蔓を摘心したりと色々と技術的なことはあるのだが、私のところでは基本放任栽培。まずは大きくなって、実を成らせてくれるのが一番重要。ネットは張ります。夏野菜はこれからなんとか除草をして大きくします。月末から7月上旬にかけては小豆、大豆の種まき。まだまだ、先は長い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?