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深刻なナラ枯れ(森林荒廃の現状)

3月も後半になりいよいよ農作業も忙しくなってきた。まあ、ぼちぼちエンジンをかけていく感じだ。ジャガイモの植え付けも終わり、夏野菜の種蒔き、苗づくりが目白押しで続いていく。今週末ぐらいには稲作用の種もみの準備もある。農作業に暇はない。作業に優先順位をつけて何とかこなしていくしかない。楽しくもあり苦しい日々(笑)

さて、話は変わり、森林の「ナラ枯れ」の問題。これは、近年雑木林で起きているナラの病気です。カミキリムシが媒介した菌によって感染したナラがいっせいに枯れていきます。私のところでは、雑木林管理のために草刈りをしたり、落ち葉を集めたり、薪を集めたりしていますが、森林の植生の主役はナラです。毎年、少しばかりの苗木を森林組合から購入し、植林しています。その森林組合の人とも話したのですが、私の住んでいる地域でも「ナラ枯れ」が深刻でもうどうにもならないとのことでした。

この問題を考える時に一番重要だと思われるのは、地球の温暖化をどうにかしないといけないということ。カミキリ虫が増えている原因の一つは温度の上昇だと思われます。非常に残念なことですが、こういったことは日々のニュースにすらなりません。ある意味、非常に恐ろしいことだと思います。そして、何よりも人々はそれに気づいていても何もすることはなく、一部抗議運動やらなんやらで騒いでいる活動家もどきの殊勝な人々はいるものの、一人一人の人間が自然環境の重要性を認識し、そして責任ある行動をとっているのか、非常に疑問に思っています。私たちがいくら農業や森林保全をしていても、全体としての取り組みがなければまったく意味はない。

「ナラ枯れの」問題は自然からのメッセージ。それを無視しつづればそのしっぺ返しは大きい。私はもう手遅れだとも思っています…。

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