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No.67所感=^_^= 命あっての物種~飲み過ぎ注意編②

(約1500字)
命あっての物種~飲み過ぎ注意編①の続き

続くと言いながら、低迷期と「Remakeホワイトな学校へ」の仕上げを挟んで、前回から5か月も間が空いてしまった…が、続き。

※注意!以下、不適切、暴言、不快な表現アリ

時は、十数年前、4月初旬の週末。
夜中、電話が鳴った。
その日も夫Yは飲み会だったから、「またか」と思った。

仕方なく、電話に出ようとすると、知らぬ番号。
ん?
出てみる。と、
「Yさんの奥様でしょうか?」
知らぬ声。
はい?
「こちら、○○消防署の救急隊です。」

えー、とうとう死んだか?

いや、死んではいなかった。

救急隊によれば、夫Yは、○○消防署管内の○○駅近くの歩道で、頭から血を流して倒れていたところ、通行人が発見して、通報してくれたのだそうだ。
泥酔して、死んだように眠っていただけだった。

救急隊から住所を聞かれ、かかったことのある大きな病院はあるか聞かれたので、夫が聴神経腫瘍の手術をした大学病院を指定した。

少しして、受け入れ可能という連絡が来た。
長男を起こし、事情を伝えると、
「また?」
という反応。
はい、また、です。でも、今度は重症みたいよ。
考えてみれば、救急隊に私の連絡先を示すことができたわけだから、頭はいかれていないのだろう。

私は自転車で病院に向かった。

夫のケガは、顔面の打撲と裂傷。手術をするという。

1時間くらい待っただろうか。
手術を終えた夫が現れた。
すっかり酔いは醒め、歩くこともできる。
しかし、顔面にはグルグルと包帯がまかれ、ミイラのようだ。

本人は、よく覚えていないが、だいたいこういうことらしい。
ケガをした○○駅近くで飲んでいた夫は、もちろん電車はないので、歩いて家に帰ろうと思ったらしい。
歩き始めたら酔いが回り、フラフラして何かの拍子にバタッと倒れたのだが、酔っているので手をつくことができず、縁石に、直接顔面から行ってしまったらしい。
そして、そのまま眠りに落ちていたところを、救急隊に起こされたというわけ。

後で傷を見たら、額から鼻の横、唇にかけて、見事に真っ直ぐに傷跡がついており、その線上の唇が切れていた。
少しずれていたら、本当に死んでいたかもしれない。

喧嘩をしたとか、おやじ狩りにあったわけではなかったことも、幸い。

諸々終わったのが、午前3時ころだったと思う。
私は自転車なので、夫を病院からタクシーに乗せて帰そうとしたら、夫は反省のために歩いて帰るという。

えー、顔に包帯グルグル巻きのミイラが、夜中にフラフラ一人で歩いていたら、それこそ、不審者だ。

仕方ないので、夫の歩くスピードに合わせて自転車に乗って帰った。

それにしても、日本はいい国だ。
酔っぱらいのジジイが、血を流して戦闘不能で倒れていても、財布も携帯電話も盗られない。
それどころか、親切に救急車を呼んでくれる。

休みの前日に飲むと、どうしても気が緩むらしい。

今回は、たまたま何も盗られなかったが、毎度毎度、うまくいくとは限らない。
夫は、その点については猛省したようだ。
今回の反省を踏まえ、次から飲むときの対策として考えたこと。

それは・・・、
財布の中身は最低限の現金だけにして、カード、免許証などはすべて家に置いていく、と・・・

え、そこ?

でも、この時は、さすがに堪えたようで、この後、ここまでひどく酔って帰ることはなくなりました。


さてここまで、この酔っ払いに翻弄されてきた話をしましたが、実は、これ以上に、この酔っ払いのおかげで、家族が大迷惑を被ったことがあったのです。

次回は、「迷惑な酔っ払い~家族の身に危険が及ぶ」です=^_^=


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