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No.6 所感=^_^= 介護にかかわる病院のシステム、ありがたい

今年の2月、母が入院した。
肺炎になったらしく、熱が下がらないという。
検査の結果、誤嚥性肺炎だろうと。
そして、全身のMRIで、骨盤骨折もあることがわかった。
骨盤骨折は治療できず、出血等があるわけではないので、このまま寝たきりで様子をみることになった。

幸い肺炎は治り、経口で食事も摂れるようになった。
しかし、年齢が年齢で、もちろん自分で気を付けることができないので、また、いつ誤嚥性肺炎が起きてもおかしくない。

これまでお世話になっていたグループホームは、看護師が常駐しているわけではないので、定期的な痰の吸引など医療行為ができないし、緊急の対応が難しい。

どうしたものかと思ったら、病院に、転院先を斡旋してくれる担当がいるという。

担当のMさんは、「入退院支援看護師」という名称なんだそうだ。

Mさんは、この図を元に、ずいぶんと丁寧に説明してくれた。
丁寧すぎて、結局何を選べばいいのかわからなくなるくらいだった。
たぶん、費用を気にして回りくどくなっていたのだと思う。

結果、介護療養型医療施設にお願いすることにした。
しかし、Mさんによれば、入所までに、たいてい2・3か月は待つんだそうだ。
だから、どこの施設に申し込むか決まったら、グループホームに戻って待機することにした。

しばらくしてMさんから連絡があり、第一希望だったところに空きがあると言う。
早速翌日連絡して、最短で面談に行った。
しかし、すでに決まってしまい、5人待ちだという…早い!

ただし5人待ちと言っても、差額料金のいらない部屋が5人待ちであって、そうでなければ、ひと月程度で入れるという。
母の今の状態を考えたら、短期間で2度の転院は避けたい。そして、病院より手厚くケアしてくれる施設に、なるべく早く移してあげたい。

部屋が空き次第、グループホームを介さずに、この介護療養型医療施設に移ることにした。

大変よくしてもらったグループホームだが、その旨話したら、必要なものだけ持っていけば、あとはすべてホームで処分してくれるとのこと。
もちろん有料ではあるが、仕事をしながらでは、細々とした手続きが大変なのだ。
こういう気遣いがありがたい。

「介護と働き方」にも書いたように、介護は長丁場。

介護する側される側のために、そして介護と仕事とを両立させるためにも、公共のサービスなどをできる限り活用し、頼れるだけ頼る。

そういう意味で、グループホームを提案してくれた、リハビリ病院のケアマネージャーさんや、今回の病院の入退院支援看護師Mさんの行動力はありがたかった。
特に、今回は、Mさんが看護師であることで、母にどの程度の医療的ケアが必要かを的確に判断でき、転院先が明確になってよかった。

介護にかかわるシステムは、ずいぶんと整ってきたと思う。




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