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哲学者から見る笑いとは その2 【5分で読めます。】

アンリベルグソン提唱の笑い哲学です。

笑いは「ぎこちなさ」から派生すると言っています。
ベルグソンは、笑いは「人間の感覚や知覚に関連している。」と考えました。
そして笑いは「ぎこちなさ」から生ずる。と結論付けています。
一例として「人間が物事を期待通りにできないとき、あるいは物事が不自然に見えるときである」と考えました。

ベルグソンは、その笑いの「ぎごちなさ、ないしは惰性のせいで、事情が他のことを要求していたときに、筋肉は同じ運動を続けた、その失策を人は笑う。」
「人間としての注意深い柔軟性と生き生きとした屈伸性があってほしいところに、いわば機械のぎごちなさが見られるからだ。」と提唱しています。

哲学者は、どうしても物言いが難解ですが、つまりコントに置き換えると「シリアスな演技をしている、殿様が突然志村けんのバカ殿様に変身するような場面」ということです。

その笑いを生むために、機械仕掛けの動きを繰り返すことで、笑いの誘いを計画できるそうです。
その一事例が、喜劇です。
次回に続く


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