![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142769193/rectangle_large_type_2_94be540f80b12cf12b6d9512dfee32c4.png?width=1200)
夢のその先へ。3
〇〇は思いもよらぬことが起こったため、帰宅途中ずっと上の空だった。
〇〇:ただいま…。(ポカン)
〇母:おかえり。どうしたの?上むいて?
〇〇:いや、驚かないで聞いてね。俺、浦和レッズにスカウトされた…。
〇父:本当か!?
麗乃:浦和レッズって?
〇父:プロチームだ…。やったな!父さん嬉しい!
麗乃:嘘!?念願のプロじゃん!
〇〇:俺…努まるかな…不安になってきた…。
〇父:〇〇なら大丈夫!父さんの子だ。
〇母:そうよ。きっと大丈夫。
麗乃:〇〇ならスタメン常連間違いなし!
〇父:それは流石に早いな笑。
〇〇:…ありがとう!俺、頑張ってみる!
ーーー ーーー ーーー
??:よっ。君が〇〇君かね?
〇〇:阿部勇樹監督!はい、中村〇〇と申します!よろしくお願いします!
阿部:まずは〇〇君の能力を調べたい。相手はこの人だ!
??:もうちょい丁寧に紹介してくれよ笑。
〇〇:槙野選手!?
槙野:知っててくれてんのか。嬉しいわ。
〇〇:知ってるも何も!物心ついた時から推しチームは浦和レッズですもん!
阿部:そうなの!だから反応良かったのか。
〇〇:はい!お願いします!
阿部:良し!じゃ、頼む。
槙野:了解。じゃあ来い!
〇〇:っしゃ!行きます!
ーーー ーーー ーーー
相手の槙野に臆せず〇〇は目掛けて突っ走る。が、元浦和のディフェンダー槙野智章が立ちはだかる。
槙野:行かせないよ!
〇〇:どうかな…。
阿部:!?
ヒールリフトで高く上がったボールは槙野の頭上を超える。
槙野:やべっ!想像以上にやるな…。
阿部:気抜くなよ〜。
槙野:ドリブル早っ!
〇〇:ありがとうございます。一応100m10.5秒です。
槙野:学生の時の俺より早いじゃん笑。
〇〇:よっと…。
槙野:負けるか!
結果は…。
阿部:〇〇君の勝ち〜。
槙野:レベル高くない?
〇〇:褒めて頂きありがとうございます。
槙野:こりゃユースの主力だな笑。
阿部:主力は息子がいる!
〇〇:湧心選手と会ってみたいです!
阿部:いいぞ〜。湧心〜。来てくれるか?
湧心:何?お父さん。
勇樹:今日からユースに入る〇〇君だ。
湧心:阿部湧心です。よろしくお願いします。
〇〇:高校3年生の中村〇〇です。よろしくお願いします。
勇樹:よし!練習始めるぞ!
〇・湧:はい!
槙野:じゃあ俺はこれで!
勇樹:おう!ありがとな!
ーーー 続く ーーー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?