noteはじめました！！

西陣会居宅サービス係では、職員・ヘルパーに向けてヘルパー通信を2019年度まで月に一度発行しておりました。しかしながら、2020年度からはコロナ禍の影響もあり不定期発行となっていた現状があり、そこで、このたび2022年度からは、ヘルパー通信の発行を廃止させていただき、代わりに文章の配信サイトであるnoteにて、これまでヘルパー通信に掲載していた職員コラムを月1回程度の頻度で配信していくことにいたしました。

第1回目の文章は、法人機関誌『絆』：第190号(2022年夏号)から転載させていただきます。

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「望む地域での安心した自立生活を実現するために」

　少し大きなタイトルをつけてしまいましたが、このコロナ禍におきましても、障がいのある方が親元以外の場所で安心して地域で自立生活を送っていける状況は、人手不足の問題を始め、この社会でまだまだ作れていないことを痛感いたしました。6月9日、居連協総会にて、同志社大学・鈴木良先生の「障害者権利条約と知的障害者の自立生活　～グループホームとパーソナルアシスタンスの展望と課題」という講演を聴かせていただきました。グループホームが、施設のようであってはならないというお話で（一人暮らしもですが…）、海外（北欧・北米）と日本との違いや、障害者権利条約と照らし合わせた時に、まだまだ日本は“考え方が”遅れており、問題・課題（にしていかなければならないこと）が山積みであることを学びました。
　国の基本指針の中でも、障がいのある方々が障がいのない人と同じように、それぞれが望む地域で暮らせるようにすべきだとされており、入所施設は増やさないことが示されていますが、今も入所を希望され待機されている方が多くおられます（ハッキリと希望を出しているわけではないが漠然と将来は入所と考えておられる潜在的待機者を含めるとどのくらいの数になるのでしょうか）。単純に人手やGHの不足という問題以外に、なぜそうなのか、と考えた時に、障がいのある方が福祉サービスを使って地域で暮らすのが当たり前という考え方が徐々に浸透してきているとは思いますが、反面まだまだそのイメージすらつかないというご本人もご家族も支援者も多いのでは？ということが浮かびます。“それに対して何か少しでも自分達に出来る事…”“西陣会でもGH、シェアハウス、ネイバーフッドを運営していますが、そういった地域での暮らしの姿を発信していくことはとても大切なことなのでは…”と思い、居宅サービス係でもインスタグラム・ツイッターを始めました。まだまだ「地域での暮らしの姿を発信」と呼べるレベルには到達しておらず、現時点では試作段階のようなものではありますが、外に向けての発信力をつけていきたいと思っています。
　とは言え、SNSは発信ツールでもありますが、何よりコミュニケーションツールですので、硬いものではなく、コミュニケーション（これまでにつながりのある方はもちろん、新しい出会い・つながり）を大事に、一にも二にも楽しくやっていきたいと考えていますので温かく見守っていただけると幸いです。アカウントをお持ちの方はお気軽にフォローしていただけると嬉しいです。　

(ながせ)

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⬇今回の文章を書くキッカケになったシンポジウム
　※文章中の同志社大学・鈴木良先生も「第1回(2022年1月20日)」のほうに出ておられます。
　※西陣会居宅サービス係は、京都市居宅介護等事業連絡協議会(通称:居連協)の事務局をしています。

■第36回国際障害者年連続シンポジウム
京都市居宅介護等事業連絡協議会合同企画(二回連続)

「当事者、支援者、家族、みんなが安心できる地域での生活とは？ ～障害のある人たちが地域で支援を得ながら暮らしていくために～」

□第1回(2022年1月20日)
https://youtu.be/fyjSspRME6c?fbclid=IwAR040FWnwHwSfGEarahpjqTXbnWu5S3ZFMVVRE1HQAAwSJCXT5ABLpLQIoc

□第2回(2022年2月3日)
https://youtu.be/OejIi6-btfg?fbclid=IwAR2HcAif7GUUowyj6imuDWVTLbfOp46L-JzMc4Zc42zwFC5HHJ3zkSXzRAg

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