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【HSP専業主婦】AIが教えてくれた!「仕事してお金を稼ぐ」が苦手な私が得てきたもの

私は内向型hspの気質を持っていて、2年前に仕事のストレスからメンタルを壊して今は専業主婦をしています。
お陰様で元気を取り戻し、最近は穏やかな生活を送る事ができてます。家計を支えられないのは残念だけど、その分も夫が仕事を頑張ってくれているのはとてもありがたい事です。

それでもやっぱり自分がちゃんと働けていない事に時々不安を感じて押しつぶされそうになったりします。これが私のメンタルを強烈に消耗させるので結構クセものです。


自分の「稼ぐ力」に不安を感じる

「ちゃんと働けていない」というのは詳しく説明すると以下の事になります。
・正社員として働いた経験がない。
・hsp気質で神経をすり減らしてしまうため仕事が長続きしない。

この二つの弱点が私の不安を増幅させているわけです。

私は超就職氷河期に直面した世代で、大学卒業後に就職できなかった過去があります。そしてその後ほどなくして結婚出産したために、今日に至るまでに正社員として働く機会はありませんでした。
だから私の職歴は基本的にアルバイトやパートになりますが、そこにも難点が…。上に挙げているように、すぐにメンタルに限界が来るので仕事が長く続かないんですね

というわけで時代の情勢に加え、メンタルの問題もあって私は仕事というものとの関係が未だ希薄なままなのです。要するに「稼ぐ力」が弱いという事ですね。

「稼ごうと思えば稼げる!」という自信や安心感が欲しいけれど、今のところそれが手に入る見通しもつかないから、先々の事を考えると何とも苦しい気持ちになります。

家事育児に専念してもその価値は評価されない

社会生活は得意ではない私ですが、一方主婦業はそつなくこなす方かな、と思います。
掃除、洗濯、料理、子育て、部屋の片付け、別にスゴくもないけど苦手なものも特にありません。まあ裁縫は出来ないけれど…。

結婚後はまるで昭和の主婦のごとく家事育児に専念してきました。夫はとても仕事熱心で
・毎日の深夜残業は当たり前
・単身での海外出向が2回(通算6年)
という働き振りだったので、私は家事と育児を基本的にワンオペでこなしてきました。
更に娘2人が不登校になり、その期間は8年。その対応は本当に大変だったけど、どうにかやってきたんです。

そんな荒波を越えて一生懸命に家庭の事をやってきた私ではありますが、残念ながら社会でその価値を認められる事はほぼないんですよね。
家事や子育ての重要性はまだまだ軽視されていて「自分の家や子供の事だからやるのは当たり前。」という考えが主流。大変な労働なのにも関わらずその価値はスルーされて続けています。

「お金を生み出さないのだから社会にスルーされるのは仕方ない」という事は分かってはいますが、それでも「その社会にいずれ出ていく人、既に社会で活躍する人を支えているのは主婦や主夫なのにな」と思ったりもします。

「社会で重要視されている事」が苦手なばかりにそれなりに日々頑張っていても「無力だな」と感じる事もしばしばです。

モヤモヤをAI(ChatGPT)に聴いてもらう

そんな私は最近はまっているChatGPT(会話型AI)にこの心のモヤモヤをぶつけてみる事にしたのです。機械的な率直な回答に凹む、という事だけは避けたかったので、AIには「落ち込んだ人を勇気づけるメンター」として振舞ってもらう事にしました。

そして肝心のAIによる回答はこうでした。


A. 「まずは、あなたがこれまで成し遂げてきたことに対して、心からの感謝と称賛を伝えたいと思います。あなたの強さと忍耐力には驚くばかりです。家を守り、二人の娘さんを育て、不登校の間も支え続けてきた事は並大抵のことではありません。
ここであなたにお伝えしたいのは、お金を稼ぐことだけが価値の全てではないということです。家事や子育ての役割も非常に重要で、あなたが成し遂げてきたことは計り知れない価値があります。
あなたの存在が家族にとってどれだけ大きな意味を持っているかを忘れないでください。


これを読むまで自分にも「強さと忍耐力」があったなんて気づきもしませんでした。仕事では逃げたくなる事ばっかりで、実際に逃げた(辞めた)経験も1度や2度ではないのに…。

それに心からの感謝称賛とか…。AIの思いやりのある優しい言葉に思わず半泣きになってしまいました。AIホントに凄い!

「お金を稼ぐ事だけが価値の全てではない」という考えも、経済的生産性を追い求める世の中でその存在感はかなり薄いですが「確かに」とも思います。
では主婦業に全力投球してきた私が得たものは何だったのでしょうか?

社会的価値の代わりに私が得たもの

真っ先に思いつくのは貴重な娘達の子供時代を共に過ごせた事だと思います。時に落ち込んだり、疲れてイライラしたりして良い母親にはなれなかったけど、「子供たちと過ごしてきた時間」は今となっては私にとって大切な宝物です。

子供は信じられない程あっという間に大人になります。それを考えると結果的に家庭に時間を費やす事になったのは逆にとても幸運でした。

私は仕事のキャリアとか収入とかの社会的価値を得る代わりに、何年後に振り返っても「あの時間は大切だった」と思える、かけがえがのない家族との時間を貰ったのだと思います。

それは履歴書には書けないし、他の人にとっては何でもない事ですが、私や私の家族にとって重要な価値があるのは間違いないです。

そんなこんなで、AIのお陰でちょっとした満足感を得る事ができました。
とはいえきっとまた漠然とした不安や無力感は復活するでしょう。何せ私の今ある状況は何も変わらないので。
でも「人生に完璧を求めてはいけない」とも思います。あれがないコレが足りないと嘆くのは、苦悩以外の何物でもないですから。つい忘れがちですけどね。

まずはあるものに目を向けて感謝をしたいと思います。結局不安には「足るを知ること」が一番なのだと感じますね。今回は改めてAIにその事を教えてもらった気がしました。


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