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33年続けても、まだまだ

英語を勉強して33年。なが。

私の小学校は私立だったこともあり、1年生からほぼ毎日英語のクラスがあった。
今思うと、小学校の時の英語の先生は日本人のおばあちゃんで、
あの先生は日本の田舎に住んでいたのに、なぜあんなに英語が話せたんだろう。

独特な先生だったけれど、いっぱい遊んでくれて、いっぱい英語の歌を教えてくれて、
少し日本のおばあちゃんたちよりオシャレで華やかで、
私は大好きだった。
そして英語も好きになった。

留学は2週間だけシドニーの学校に通ったことがある。
けれど、それだけ。
学生の時にもっと色々なことにチャレンジすればよかったなぁ。

そんな経歴で英語がペラペラになるわけもなく。

入社して10年目、2017年に突然「ちょっと英語がわかるらしい」だけで
「結構英語を使う」仕事に異動になった。
活きたのは英語力ではなく、物怖じしない性格と子どもの頃から英語を話していたからこそ身についているプロっぽい発音。(あくまで、っぽさ。)

これはもう一回やり直さなければ…仕事で英語に追いかけられつつ、プロレベルに英語が得意な上司の冷ややかな目線に負けそうになりながら、自分でも学び直した。

今度の相手はAI。

AI相手にいろんなことを英語で言ってみる。
ちょっと何言ってるかわかんない、と
サンドイッチマンみたいなことも言われながら果敢に挑戦している。

相手がAIで英語が勉強できるだなんて、
そんな時代に生きるとは思ってもいなかった。

小学校の時のおばあちゃん先生はきっと
実際に海外に行って
たくさんたくさん外国の人と話をしたんだろうな。と、先生を少し思い出しながら
私は日本の日常の中でAIと英語の練習をしている。

ここまでテクノロジーが進んでくると、
母語じゃない言葉が話せることって、いつまで必要になるのかわからない。
もうすでにAIを通じて会話は十分にできるし、
今後はもっともっとAIが賢くなって気持ちまで汲んでくれる。

でも、せっかく33年も英語勉強しているんだし、
今もそれを続けているわけだし、
私はおばあちゃんになっても自分の声で、言葉で、外国の人にお話ししたいな。

相手はAIでもいい。
AIの友達もできるんだろうな、そのうち。

その時は、私の初めての英語の先生の話をしよう。

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