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全身麻酔の経験談

すでに6回経験済みなので、全身麻酔をされる側としてはベテランの域に達していると自負しています。
全身麻酔のざっくりした内訳
1回目:子宮筋腫(大学病院)。
    珍しいタイプの筋腫だったようで主治医が
    「論文にして発表していい?」って
       うきうきしてた(ように見えた)。
    手術の様子をがっつり撮影されてて入院中に見せてもらえた。
    自分の腹の中を見るという貴重な経験が出来て面白かった。
2回目:尿管狭窄のため詰まった結石を取るため(大学病院)
    結石の影響で急性腎盂腎炎と水腎症になってしまいました。
    なお、狭窄が強すぎて結石を取り出せず手術失敗。
3回目:医師を交代して結石を取る(大学病院)
    手術成功。結石に伴って発症してた病気も治る。
4回目:左手首骨折でプレートを付けるため(地域の総合病院)
      ★この骨折が難病と判明するきっかけになる
5回目:左手首骨折の際に着けられたプレートを取るため
         (地域の総合病院)
6回目:急性胆嚢炎のため(地域の総合病院)
    胆嚢の細胞壊死してました…(手術遅かったらやばかった)
そして迎える7回目は「甲状腺と大きくなった良性腫瘍の摘出」のため
です。
全身麻酔は人生1・2回経験すれば十分だと思うのですが、片手越えですよ。
現代医療でなければ私は30歳くらいで病死(尿管結石で腎臓壊して)してたんじゃないかなぁ…と思うんですよね。
お陰様で、フルタイム正社員で仕事ができているし、一人暮らしで猫2匹養える体力と気力をキープしているのですが、基礎疾患が難病の上に次々と厄介な病気にかかってて、よく生きてるもんだと我ながら感心するんですよね。
同居中のお猫様(保護猫)が生きている限り死ぬわけにはいきませんが。


一緒に暮らしているお猫様


それに、私の事例が次の患者さんたちや研究に役立てば、と積極的に治療は受けています。
あまり悲観的になれずに生きていけているのも
面白い小説や漫画が沢山あることと、落語で大笑いして、謎解きを楽しめているからかもしれません。
ドローンを飛ばすのも楽しいし。
今回の手術が終わったら、あちこち出かけてドローン飛ばして風景撮影したと思っているんですよね。
日帰り旅行もめいっぱい楽しみたい。体力(体調)的にややハードル高くなるから日帰りが一番良い。準備を整えれば、海外とか長期旅行にも行けるとは思うんだけど、今の情勢と持病の事考えると避けたいかな。


全身麻酔の話に戻るのですが
経験的に麻酔がすんなる醒めるためのコツをつかみました。
1、全身麻酔時は身体の力を抜いて深呼吸
2、目を閉じてゆったりした気持ちになる
が良いです。
すんなり麻酔状態になって醒めるのもスムーズです。
やっちゃいけないのは
1、麻酔に耐えられるかチャレンジしようとする
2、頑張って目を開けて手術室の観察を続行しようとする
です。
これをやると麻酔が覚めた際に頭痛と吐き気に苦しむ羽目になります。
1回目の手術のとき、これをやらかしたんですよね~私。
傷口は痛いし、吐き気と眩暈が酷いしで散々でした。

初めての入院&手術の時のご飯です。
これも初めての入院の時。
暇つぶしのために持って行ったDVDプレイヤーに時代を感じます(笑)

この経験を経て、正しい麻酔のかけられ方を会得いたしました。
何事も経験は大事ですね。






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