夢のようみたい

先日、祖父の状態が思わしくないと連絡をうけ、入院している病院にお見舞いに行きました。
ワタシの幸せを願ってくれる数少ない血縁。私のおじいちゃん。
次は息子を連れて家に遊びに行くから早く退院してと約束。
しんどそうだったので5分くらいで暇を告げました。

仕事を早退していたし、夫もついてきてくれたし、息子も保育園を早退。
迫りくる現実は受け止めなきゃいけないけれど、まだ起こっていないことでへこんだ気分のままで過ごしたくなかったので、3人で大型商業施設に行ってみました。

何も買わないけれど見ているだけで面白いですね、色々と物が売っている空間は。
こんなものが今巷では流行っているのか、この色きれいだな、いろんなこと考える人がいるな、と世の中をぎゅっと観察できる。

3人でお茶しました。
そしてついでに夕ご飯も食べてきました。

ちょっとながめの良い洋食屋さんで、お子様ランチを頼んだ息子。
まだ明るいけれどうっすら夕暮れの街を見ていたら、車の形の器に盛りつけられたお子様ランチが運ばれてきました。
「景色もきれいだし、ごはんかっこいいし、夢のようみたい」と息子がにこにこ。
夢のようみたい。

素敵なことばだなぁとふっと力が抜けました。
親と洋食屋に入って景色をみて、夢のようみたい。
ささいな日常にあふれる幸せをしっかりつかんでくれている。
とっても嬉しかった。

人生、私の人生、違う親から生まれてというか
そもそもあんな親どもから生まれてこなければ楽勝だったと思う幼少期や若かりし頃だったけれども、
世界中の、私の毎日のチャームポイントを探していけば、
これからの人生は開けるのかもしれないとヒントをもらいました。

ワタシの今生きている毎日、夢のようみたい。

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