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【数と仲良く】10×10、10×100…聞いて分かる?大きな数同士をかける時

こんちゃんです。

久々の投稿です。

今回のテーマは「0の多い数をかける時の暗算」です。

例えば、簡単なものだと「10×10」の答えは「100」。
「100×100」は「10,000」。
感覚で理解している人もいらっしゃるかも知れません。

このように「0」がたくさんある数をかける時は、
「後ろに0をくっつければよい」と、算数の授業で教わりました。実際そうですね。
学校の先生の説明も、「かける数についている0を、かけられる数の後ろにくっつければいいだけだよ。簡単でしょ」という感じでした。この光景、なぜかいつまでも覚えています。

もちろんその通りです。だから、このことはしっかり理解する必要があります。
でも、日常の場面で、「50×60」とか「20×800」とかいうような計算に出くわしたらどうでしょうか?

「1個500円のこれ、30日間、毎日買ったらいくらになるかな?」とか。

数が苦手な人だったら、また頭の中で数がウロウロしてしまう状態になるのではないでしょうか💦?(「数がウロウロ」のイメージは、下の記事をご覧ください)

「0がつく数のかけ算のときは、後から0をくっつければよい」
これは、紙に書いて計算する時はよいのですが、
暗算でしようと思った時に、苦手意識があるとうまくいきません。
そこで、よく使いそうな計算の組み合わせについては、
覚えてしまうことをおススメします!



1.まずは聞いて分かるようになる

大きな数を暗算するためには、
ある程度大きな数同士のかけ算の組み合わせを覚えておくことをおススメします。
たとえば、「10×10」にしても、
紙に書かれた「10×10」は「100」だと分かっても、
「じゅうかけるじゅう」と耳にした時に、
「100だな」と、自然に思いつくかどうか。

「じゅうかけるひゃく」はどうか、「ひゃくかけるひゃく」はどうか。
まずは基本的なところを覚えてみてください。

「10×10=100」
「10×100=1,000」
「100×100=10,000」

それでは1つずつ見ていきましょう!



2.「10×10=100」

まずは「10×10=100」のパターンです。
たとえば
「20×30」であれば、1ケタ目の「2」と「3」に注目します。
「2×3=6」で、かける数も答えの数も1ケタですね。
そんな時は、そのまま答えは「600」になります。

しかし、「20×60」はどうでしょうか。
1ケタ目の「2」と「6」をかけると、
「2×6=12」となり、答えは位が上がって2ケタになります。
そんなときは、「10×10=100」のパターンではありますが、
答えは百ではなくて千の位の数になり、「1200」になります。



3.「10×100=1000」

「10×100=1,000」のパターンです。
これもこの形が基本ですが、
「10×10=100」のパターンと同じく、
1ケタ目同士のかけ算の答えが2ケタになると、答えは千ではなくて万の位の数になります。



4.「100×100=10,000」

「100×100=10,000」のパターンも同様です。
1ケタ目同士をかけた時の答えが2ケタになると、
答えは万ではなく十万の位の数になります。

つまり、
1ケタ目同士をかけ算して、答えが1ケタなら、パターン通り。
1ケタ目同士をかけ算して、答えが2ケタなら、1つ上の位。

の答えになるわけです。

「100×100=10,000だ~」と、ただ知識として覚えておくのではなく、日常で使える知識にするには、耳で聞いて分かるようにしておく!というのがポイントです。



5.注意!これが自然に使えるのはキリのよい数をかける時。

最後に注意です。
「1ケタ目同士をかけ算して、その答えが1ケタならパターン通り。2ケタになるなら1つ上の位の答えになる」
これは、たとえば「20×30」とか「50×600」のような、1ケタ目以外は0が並んでいるようなシンプルな数字の場合に使えます。

たとえば、「30×390」のような数の場合は、
1ケタ目だけを見て「3×3=9」だから「9,000」だ、というふうにはできません。
この場合は、1ケタ目同士のかけ算が「3×3=9」で答えが1ケタだと言っても、実際には「390」というのは「400」に近い数字なので、「30×390」も「11,700」になります。
つまり「10×100=1,000」のパターン通りの答えではなくなるのです。

ということで、これらはざっくりとした概算を行う時に使えるものだということを覚えておいてください。

このように制約はありますが、
10に10をかけたら100、
10に100をかけたら1,000、
はたまた10に1,000をかけたら10,000…
という知識は、「お勉強」としてではなく、
日常で使うツールとして、
覚えてみることをおススメします☺

最後までお読みくださりありがとうございます。

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