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【数と仲良く】書かなくても計算したい!対応の関係

こんちゃんです。

今回のテーマは「書かなくても計算したい!対応の関係」です。

どういうことかと言うと…

テレビなどで、「5000ドル」という数値が出てきたとします。

数に強い人だと、すぐ「日本円にすると何円か」ということを出したくなるところです。

「1ドル100円だとすると、5000ドルだから…50万円だね☆」

という感じで。

このような「対応関係」を考える場面って、結構あります。

「~個で~円だから~個で~円」

「現在の~社の株式配当は~円につき~円だから、~円分持ってたら~円の配当がつく」

など。

紙に書いて考えれば分かるけれど、少し頭で考えて、パッと数値が出せたら…かっこいいですよね。

ということで、今回は、「対応関係を考えて、できれば暗算で数値をだしたい時のコツ」をお伝えしたいと思います。



頭の中を数がウロウロするだけ…

1ドル100円だから5000ドルだと50万円…

一見シンプルなんですけど、これって、

「1ドル=100円」という条件を覚えておきながら「5000ドルは何円か」というのを出すという作業なので、

数が苦手な人だと瞬時には答えが出せないと思います。

数が苦手な人の、そのときの頭の中のイメージはこういう感じではないかと。

それぞれの数が定位置を持たずにウロウロしていて、

「えーっとえーっと、どこに数を置けばいいの~」って焦ってる間に、計算の早い人がパッと答えを出して、

「やっぱり…出来ない…⤵」

と、ひそかに意気消沈している、という感じではないでしょうか💦


とにかく場所を固定しよう

こういう時は、

「頭の中で、数が居る場所を固定する」と上手くいきます!

その際、補助的に「手」を使うのがポイントです。

最初に例にあげた「1ドル=100円のとき、5000ドルは何円か」というシチュエーションで考えてみます。

まず、意識するのは「ドルと円の対応関係」だというトコロ。

今回は、「1ドル」が「100円」になるのなら、「5000ドル」は「何円」になるのか、という関係を考えます。

そんなときは、

左手は「ドルの手」、右手は「円の手」

という風に決めてしまいます。

「左にドル、右に円」と意識しながら、

頭の中でも、左側にドルの数、右側に円の数を思い浮かべるようにします。

それぞれの手の上に数字が浮かび上がっているようなイメージをしてもよいです。

どちらかは握って、どちらかは開くようにすると、ごちゃごちゃになりにくい気がします。

数の場所を固定させると、いくらか落ち着いて数に向き合えるように感じませんか?

実際にどんな感じか見てみます。

事情により、どちらも右手の絵になっていますが、左手は握って、右手は開いている、というのを同時に行っている図です。

手を意識しながら、

「1ドル、100円。1ドル、100円…」

そして、

「5000ドル、何円。」

今度は、「ドルの手」である左だけを意識すると、「1ドル」と「5000ドル」の関係は、

「(1ドルのほうに)×5000だな」と、分かります。

そうすると、右手側も同じように、5000をかけるとよいことが分かります。

ここで、

「100×5000」あるいは「5000×100」(自分のフィーリングに合うほうで)

を計算し、

5000ドルは50万円だ、という答えが出てきます。

この方法だと、「考えているうちに何を出すのだったか分からなくなった(ドル?円?)」という事態を防ぐことが出来ます。

「いま、求めているのは…右手のハテナだ!円の手のほうだ!」というふうに。


対応関係を考えるシーンは多い―手を使おう

いかがでしょうか。

日常生活において、なんらかの数値を出す時って、「こっちがこうだから、あっちはこう」という、「対応関係」にまつわるものがかなり多いです。

だから、あらかじめ、こういう関係について考えるシーンが訪れたらこうしよう、という型を作っておくといいです。

特に、数を聞いて慌ててしまう人は、頭の中に、決まった数の置き場所を作ってあげると、安心度がアップします。

その際、手を使うとより効果的です。


補足「100×5000がパッと出ない」問題について

ちなみに、「その100×5000」がパッと出ないんだよ…という人もいると思います。

これは、別記事にも書きましたが、

一から兆までを抵抗なく言えるようになったり、ゼロの数を見るだけで数の大きさが分かるようになったりすると、だんだんスムーズに出せるようになってきます。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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