自炊をすると心がととのう

同棲して5ヶ月。
25年間家事をしてこなかった私が、たまの自炊に目覚めました。

とはいえ、料理教室で習った料理なんて難しくて到底無理。
私が自炊面倒だと思う理由の一つは、調味料を一から揃えないといけないことです。

クックパットを見て、これ作るぞ~!と思って、材料を見て、
・豆板醤
・白だし

「家にないから、すぐには作れないな。あれ、こっちのレシピはシャンタンがいるのか…、もう家にあるインスタントの味噌汁でいっか~!」となってしまうのです。
買ってもいいのですが、一度買ってしまうと、なくなるまで自炊をし続けなければいけない、という将来の自分へ無言の圧をかけてしまうようで、なかなか踏み出せません。
また、代替食材で作る、という手もあるかと思いますが、料理超初心者の私にとって、そんな冒険はできません。

そんな中、母が彼がいないときに同棲ハウスに遊びに来てくれました。
自炊を全くしておらず、ふるさと納税の冷凍ハンバーグがスーパーのお惣菜で食いつないでいることを話すと、「今から買い物行くよ!」とスーパーに連れ出されました。
そこで、卵、しゃぶしゃぶ用豚肉、乾燥わかめ、レタス、大葉、もずく、等どんどんかごに入れられ、
「とりあえずこれで何か作りなさい!冷しゃぶなら簡単だから!」
と言って、帰ってしまいました。

取り残された豚肉と私。
翌日、言われた通り冷しゃぶを作りました。
冷しゃぶだけだと彩りに欠けるため、レタスの上に盛り付け、トマトと大葉を添えました。

「料理になった・・・!!」

さらに色を足したくなったので、ゆで時間8分で半熟ゆで卵を作り、冷しゃぶの隣に添えました。

ここで思い出したのが、乾燥わかめ。

創作意欲が湧いた私は、わかめを5分水に戻し、冷しゃぶの上に、そっと乗せてみました。

「美しい・・・!立派な一品になってるやん・・・!泣」
さらに実家から引っ越しの時になぜか持たされたくるみを割り入れ、ポン酢を回しかけると、私の記念すべき自炊一品目が完成しました。


無印のユッケジャンスープとともに

冷しゃぶなので、失敗しようがないのですが、文句なしの美味しさでした。

また、いつもなら、テレビを観ながら、ものの5分で食べ終えてしまうのですが、今回は空腹と戦いながら作った作品なので、一気に食べてしまうことが惜しくて、テレビを消して、食事に向き合いました。

さらに、いつもの食事では、〆にデザートを食べないと気が済まない体質になってしまった私ですが、自炊飯は、たくさんの品目を食べたからか、カロリー的には低いものの、〆なしで食事を終えることができました。

自分が作った料理を味わうという、スーパーのお惣菜では得られない心の満足感を得られ、ととのう体験をしたのでした。

とはいえ、いきなり毎日自炊なんて到底無理なので、ゆる~く自炊レパートリーを増やしていけたらいいなと思います。



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