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才能は人を惹きつけると再確認した展示会

教授からの電話はいつだって心臓に悪いって話

試験終了後、助教からの連絡を受け、早速先生に連絡を取りました。

「話し合いでしたらいつでも空いてます」

送るとすぐ既読になるLine。
てっきり空いている日にちを伝えてくれるのかと思いきや、電話、今いいかというLine。
中国語が不慣れな自分にとっては、対面より電話の方がものすごく緊張するのですが、渋っていても仕方ないので大丈夫ですよ、と送るとすぐかかってきました。

訂正箇所をバーーーーーーっと言われ、いくつか質問をした後電話を切りました。
訂正箇所が多すぎて億劫な気持ちが声に出ていたのか、電話を切った後先生からフォローのLineが入っていました。

やる気が出ない…でもやらなければ未来の自分が死ぬ…そんな気持ちで作業しながら他校から送られてくる他校の推薦組のポスターも同時進行で毎日SNSにアップしていたのですが(SNSも仕事だった)彼らのポスターが凄すぎて自分のポスターと比べては凹む日々でした。

締切2日前の深夜3時に作り終わりそのまま、これで大丈夫かという内容をめっちゃ腰を低く書いて先生のLineにえいや!と投下。
そのまま就寝。
朝、10時過ぎに起床。携帯を見ると先生から2時間前にめっちゃ返信きてて焦る焦る。
またもや、電話。というLineに一瞬で目が覚めました。
歯を磨き、水を飲んで発声練習した後(マジ)先生に大丈夫ですと返信を送るとすぐかかってきました。
主に中国語の訂正だったのですが、直しますと電話を切りそのまま訂正。
12時過ぎに訂正が終わりもういい!という気持ちと一緒にアップロード。
もういい!という勢いのままパソコンを閉じたのでした。

展示会当日

そのまま展示会の準備やらで学校に行ったりしてるうちに日は過ぎていきあっという間に展示会当日。
その日、気温は暑いのに天気は小雨から曇りというだるい天気でした。
曇りと言っても湿気を存分に含んだ空気が体にまとわりつくので、シャワーを浴びたくて仕方なかったです。
私たち運営は人数が少ないのでバタバタ。私も中国語が苦手で足を引っ張ったぶん労働で返そうと動いてました。

自分にないものを持ってる人は一際輝いて見えますよね

その運営を取りまとめるリーダーがいました。もちろん学生主体の運営ですので同級生です。
彼女は推薦でリーダーになり、去年展示会に携わった先輩方におそらく話を聞いて回り他のクラスメートに指示を出したり、他校と連絡をとりながら、本人は展示会当日に発表で登壇予定でもあったため運営の管理と同時進行で発表の準備もしていて業務の全てを知っているわけではない私からも絶対大変だっていうのだけは分かるくらい忙しそうでした。
彼女が展示会当日、自分は発表の準備に専念したいだろうにみんなに細かく指示を出しておりその姿を見て惹かれたんです。
本当にその一瞬、今まで何度も会話する機会はあったけど、なんでか分からないけどその時すげえって思ったんです。
リーダーシップってこういうことか、才能ってこういうのか。

後輩のために無くそうか打診しようかなとも考えた謎のイベント

最後、他校の生徒を連れて付近を紹介して回るというのがありました。
3つのグループに分かれてたのですが、私は同グループのクラスメイトの提案で一番歩くグループでした。
目的地決めの時は特に気にしていなく、ほーへーと話半分に聞いていたのですが、いざ当日再度確認したところまぁ歩く。
暑いし、雨ふってるし、終わりが見えないし(目的地が私たちのグループだけ2つあった)、なんなら案内途中で他校の生徒消えてるし(勝手に帰った、気持ちはわかる)で散々でした。
他のグループから業務終了報告lineが届く中私たちはいまだに終わりが見えず、結局終わったのは他グループの終了報告から40分ほど後でした。

残業代要求しよう、そうしよう、などと戯言を吐きながら集合場所へ行くとこれまた作業を言い渡されました。
椅子と机の移動を手伝ってほしい。
実は学科棟が改修工事のため椅子と机を運び出していたのですが、改修工事が終わるため元に戻してほしいと。
内心、業者に頼めないの?とも思いましたが下っ端に拒否権があるわけもなく、舗装がうまくされてないガタガタな道で椅子や机をエッサホイさと運びました。
ガタガタだったもんで机はローラーが全部取れました。
ついでに携帯落として、後日電源が入らなくなりapple storeに行く羽目になりました。

作業が終わり、もうヘロヘロ。マジでヘロヘロ。朝から働き詰めで、ヘロヘロなのに雀の涙ほどの給料をもらって帰宅。
翌日にお疲れ様会を開くので参加できる人は言ってーというlineが入ったがすでに帰国のフライトをとっていた為不参加申請。
早めにお疲れ様会やるよって言ってくれと思いながらも、台湾にいても行かなかったかもと思いながら翌々日に日本へ帰国。
タクシーから見えた景色で日本にいるのだと実感し、愛犬の顔を見て新学期から続いていた薄い緊張の膜がやっと破れた気がしました。

日本にはいいところも良くないところもあって、台湾にもいいところと良くないところがある。
それでも生まれ育った日本が好きなのだと毎回実感します。

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